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『節約できない人』のレシートに隠れている…3つの“赤信号”とは?【お金のプロが解説】

  • 2025.11.20
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

家計簿アプリを使う人が増える中、レシートを “ざっと見るだけ” で終わってしまうケースが少なくありません。しかし、お金の流れを詳しく知りたいなら、そのレシートこそがヒントの宝庫。節約がうまくいかない人のレシートには、共通して見られる3つの“赤信号”がひそんでいることがあります。

今回は、レシートに見られる3つの赤信号を紹介しつつ、節約につながるコツも解説していきます。

見逃さないで!節約できない人のレシートに共通するものとは?

節約がうまくいかない理由はさまざまですが、レシートをよく観察すると、共通するパターンが見えてきます。その中で特に注目したい3つのポイントを紹介します。

  • 短期間に似た商品を購入している
  • 衝動買いや不要なものの購入が多い
  • 割引やポイント利用がほとんど見られない

これらは一見小さな積み重ねに思えますが、毎月数千円〜数万円のムダにつながることも多いです。

まず、頻繁に似た商品を購入する傾向ですが、飲料やスナック、日用品などの購入が挙げられます。何となくのストック買いや「いつか使うかも」という思いつきでの購入は、お金の無駄遣いだけでなく、食品ロスの要因にもなります。

次に、衝動買いの多さ。レシートに高級スイーツの購入や外食時のドリンク注文などが目立つ場合、ストレスや気分転換目的で使われていることが考えられます。こうした“ちょっとした贅沢”は、積み重なると出費が膨らむため、項目別に金額を把握することが大切です。

最後に、割引やポイント利用が少ない点。スーパーやドラッグストアで使える割引を活用しない、クーポンがあるのに使わない場合があります。割引やポイントを使わないことで、お得に買い物できるチャンスを逃している可能性があります。

賢い節約を目指すには?レシートを活用してみよう

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、これらの赤信号を避けつつ賢く節約するにはどうすればよいのでしょうか?おすすめの方法はレシートを“振り返りツール”として活用すること。買い物の後、次のポイントをチェックしましょう。

  • 購入回数や似た商品の重複をチェックし、本当に必要か再検討する
  • 衝動買いとなった商品を分類して、無駄遣いの傾向を知る
  • 使い忘れているポイントがないか確認する

こうした行動を継続すると、買い物のムダが見え、節約のパターンが見つかりやすくなります。

レシートで見える、賢い家計管理のヒント

節約できない人のレシートに隠れた赤信号は、消費行動を映し出す鏡のようなもの。似た商品の購入、不要な衝動買い、割引の活用不足は、誰にでも起こりうることですが、気づくかどうかが大きな差になります。

レシートと向き合いながら、自分の買い物パターンを把握していくこと。これが毎日の節約を無理なく続けるコツと言えます。今日のレシートから、見直しのポイントを探してみませんか?


監修者:中川 佳人(なかがわ よしと)

金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。
専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。