1. トップ
  2. 「まさか同じ人」「気づかなかった」“じゃあつく”出演の舞台活躍女優、“癖のある役”で光る存在感『シナントロープ』

「まさか同じ人」「気づかなかった」“じゃあつく”出演の舞台活躍女優、“癖のある役”で光る存在感『シナントロープ』

  • 2025.12.13

テレビ東京系 ドラマプレミア23『シナントロープ』の第10話が、12月8日に放送された。初回放送後にTVer見逃し配信再生数100万回を突破。その後もXでは考察が飛び交う、話題のドラマだ。本作は、アニメ『オッドタクシー』の脚本を手がけた此元和津也が、原作と脚本の両方を担当し、完全オリジナルとして描き下ろした作品である。監督を務めるのは、映画『もっと超越した所へ。』などで注目を集めた山岸聖太。二人のタッグによる、新感覚のミステリードラマだ。

第10話放送後、視聴者からは「ミスリードにハマった」「釘付け」「天才かよ」など絶賛の声が相次いでいる。この記事では、視聴者の声と共に10話の見どころを振り返る。

※【ご注意下さい】本記事はネタバレを含みます。

すべてが繋がっていく

undefined
(C)此元和津也/「シナントロープ」製作委員会

朝、都成(水上恒司)が“シナントロープ”に来ると、店内は荒れ放題の状態。さらに壁には“シマセゲラを渡せ”という警告文が残されていた。急報を受けて仲間たちが次々と店に集まるものの、水町(山田杏奈)だけは連絡が取れず所在不明。

惨状を目の当たりにした環那(鳴海唯)は、折田(染谷将太)へ情報を漏らしていたことを打ち明ける。これでメンバー全員が、折田と“バーミン”の関係、そしてシマセゲラを巡る脅迫が現実に起きていたことを初めて知るのだった。

アジト捜索へ向かった仲間たち

undefined
(C)此元和津也/「シナントロープ」製作委員会

環那の証言をもとに、“バーミン”の隠れ家と思われる2つのマンションへ捜索に向かうことに。そのうち1つは里見(影山優佳)が住むマンションで、木場(坂東龍汰)と環那が向かった先では木場のバイト仲間アレックス(厚切りジェイソン)と恋人(中村映里子)に遭遇。さらに折田側の仲間・睦美(森田想)が潜伏している可能性があることが判明し、ベランダから部屋へ侵入を試みる。しかし中は空で手がかりは得られず、水町救出への糸口は見えないままだった。

意外な登場で作品ファン驚き

undefined
(C)此元和津也/「シナントロープ」製作委員会

一方、都成はクルミから手がかりを受け取り、シイの居場所らしき所へ向かう。そこで遭遇したのはお好み焼き店のおばちゃん(川上友里)。誤解されケチャップをかけられるというまさかの展開に。川上はドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第9話でも詐欺師役を務めており、SNSでは「まさか同じ人!?」「雰囲気が全然違う」「気づかなかった」「両方、癖あるな」とその振り幅に驚く声が多数。舞台を中心に活躍する川上の存在感が本作でも光っている。

16年前の夜に起きたこと

都成は、シイ(栗原颯人)から、16年前に起きたことを聞き出す。
シイと水町の父親(山本浩司)が見張っていたマンションには、子どもの頃の折田がいた。彼を脅して金庫を開けさせようとした2人だったが、水町の父親は折田に殺され、シイも大怪我を負わされ4日もの間、意識を失っていたのだった。

undefined
(C)此元和津也/「シナントロープ」製作委員会

第10話では、水町の父の最期が明かされたが、水町の行方は依然として不明のまま。事態はますます緊迫していく。

次回は、シナントロープの仲間たちが犯罪組織バーミンにどこまで迫れるのか、そして水町の無事は確認できるのか、物語は一層目が離せない展開となりそうだ。


テレビ東京系 ドラマプレミア23『シナントロープ』月曜よる11時06分〜

ライター:山田あゆみ
Web媒体を中心に映画コラム、インタビュー記事執筆やオフィシャルライターとして活動。X:@AyumiSand