「共犯では」「奥さんの妹とか」クラスメイト以外の“犯人説”も急浮上…！クライマックスに向け加熱する考察【イイワル】

間宮祥太朗と新木優子がＷ主演を務める日本テレビ系土曜ドラマ『良いこと悪いこと』（毎週土曜よる9時～）の第8話が12月6日に放送された。

同窓会をきっかけに集まった小学校時代の同級生たち。掘り起こしたタイムカプセルの中からは当時、それぞれが描いた“将来の夢”の絵と卒業アルバムが出てきた。しかし、アルバムのクラス写真のうち、6人のクラスメイトの顔が塗りつぶされていた。6人の共通点は猿橋園子＝どの子（新木優子）をいじめていたことだった。

そして同窓会をきっかけに同級生たちが次々と不審な死を遂げていく。事件を止めるために高木将＝キング（間宮祥太朗）と園子は動き出すが……。

※【ご注意ください】本記事はネタバレを含みます。

忘れられていた7人目の登場

第7話のラスト、羽立＝ちょんまげ（森優作）が首を斬られてしまった。羽立を襲ったのは、7人目の仲間である森なのか。そんな中、高木は娘・花音（宮﨑莉里沙）が通う小学校へと向かう。そこで会ったのは花音の担任の森（古舘佑太郎）。彼こそが7人目の森だった。森の存在自体を忘れていた高木は、何度も花音の担任として会っていたが気がついてもいなかった。

そんな中、森が高木の家に会いに来る。ふたりきりになると森は、高木の小学校のころの言動をなじり始める。「殺したのは君たちでしょ」「君たちが始めたことでしょ」「ドの子をいじめていたことだって覚えてないんだ」高木は園子をいじめていたことに対して反省もしていたし、謝罪もしていた。ましてや、森の発言には少しズレを感じる場面だ。

森の中にあった罪悪感

“いい先生”であること、自分は“高木たちとは違う”ことに固執していた森。それは、彼が小学生のときに作ったホームページに理由があった。交流のために作った掲示板は、いじめに使われるようになってしまったのだ。しかし、そのホームページがあったからこそ、高木たちの仲間に入ることができた。いじめには関わりたくない、でも高木たちの仲間には入りたい、という葛藤が森の中にあった。

自分自身はいじめに加担していないつもりだったが、ホームページを作ったことが間接的にいじめにつながっていたという意識が彼の中にあった。ただ、いい先生かという点においては「机に足をのせちゃダメだろ」などとSNSからツッコミの声も。

DVDを持っていたのは森だった

高木たちが“犯人を見つける鍵”になると考えていたのは、タイムカプセルに入っていたはずのDVDだった。みんなが夢を語ったものを撮影したDVDだ。森はそれを持っていた。

高木から「パパは、いじめっ子だったんだ」と聞かされた花音は、森との仲直りを手伝うと言い出す。そのために起こした行動は、森からDVDを奪って逃げることだった。花音はDVDのせいでふたりがケンカしていると思ったのだ。逃げる花音、追いかける森。そこにやってきた高木はDVDを森に返すように花音に言う。

ふたりきりになり、森は自身の気持ちを吐露。ちょんまげを助けたかったということ、でも何もできなかったということ。そして小学校当時も、いじめの場になっていた掲示板を消すことができなかったこと。これまでの後悔を打ち明け、森は高木にDVDを渡す。

DVDに映っていたもうひとりの「ドの子」

高木たちはいきつけのスナック“イマクニ”へ。そこで再生されたDVDではそれぞれの将来の夢が語られていた。最後まで観終わった……と思いきや、少女がひとり登場する。「瀬戸紫苑です」という少女の映像を見た高木は立ち上がり、後ずさりする。「思い出しましたか？」と問いかける森に、園子が「誰ですか？」と聞く。その少女はもうひとりの“ドの子”だった。

園子は“どの子”。しかし、掲示板には“ドの子”の記載もあった。つまり、キングたちがいじめていた生徒は2人いたということになる。さらに森の「殺したのは君たちでしょ」という言葉が“ドの子”を差している可能性もありそうだ。だが、そんなにきれいさっぱりいじめていた子のことを忘れるものだろうか。

新たな“ドの子”の登場に、SNSでは考察も過熱。「犯人は東雲（深川麻衣）と今國（戸塚純貴）の共犯では？」と、瀬戸紫苑がふたりと子どものころに知り合いで復讐をしているのでは？ という説も。また「実は、瀬戸紫苑はキングの奥さん（徳永えり）の妹とか？」と考察する声もある。

次回予告では“犯人が判明します”“誰かが死ぬ”と明言されている。ついに、一連の事件の犯人が分かるのだろうか……。

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日本テレビ系『良いこと悪いこと』毎週土曜よる９時放送
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ライター：ふくだりょうこ（Fukuda Ryoko）
うさぎと暮らすライター。シナリオやインタビュー、コラム、エッセイなどを中心に執筆。小説とお酒と音楽とドラマがあればだいたいご機嫌。