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その『むくみ』や『疲れやすさ』→実は『糖尿病』のサインかも…医師が教える初期症状とは

  • 2025.11.18
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

むくみや疲れやすさを感じること、誰にでもありますよね。ただ、それが毎日のように続くと、「何か体に問題があるのかも?」と不安になってしまうことも。実はこれらの症状は、糖尿病の初期段階で現れるサインの可能性も指摘されています。

この記事では、糖尿病の初期症状として気になりやすい「むくみ」や「疲れやすさ」について、医師の視点をもとにわかりやすく解説していきます。

むくみや疲れやすさと糖尿病の関係性

むくみや疲れやすさは、生活習慣やストレス、加齢などさまざまな要因で起こります。ですが、これらの症状が糖尿病と関連している可能性もあるのです。糖尿病は血糖値が高い状態が続く病気で、体内のいろいろな機能に影響が出ることがあります。

むくみは、糖尿病で腎臓の機能が少しずつ低下している場合に起こります。腎臓は体の余分な水分や老廃物を排出する役割を持っていますが、その働きが十分でないと体に水分がたまりやすくなり、手足や顔のむくみを感じることがあります

疲れやすさは、血糖コントロールが乱れるとエネルギーの供給がスムーズにいかなくなるためとされ、筋肉や細胞が充分なエネルギーを得られなくなることが一因と考えられています。それにより日常の活動が疲れやすく、辛さを感じる場合があります。

さらに、糖尿病は末梢神経にも影響を及ぼすことがあるため、感覚の低下や違和感、さらには微妙な痛みとして感じられることも初期症状の1つとして報告されています。

むくみや疲れやすさ以外の初期症状とは

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

糖尿病の初期段階では、大きな症状がでないことが多いですが、むくみや疲れやすさに加えて、喉の渇きや頻尿、体重の急激な増減などが現れることもあります。これらの症状を複数感じている場合は、糖尿病の可能性が指摘されることがあります。

糖尿病と診断される前の段階で適切な生活習慣の改善を心がけることや、医療機関での定期的な検査を受けることで、病気の進行を抑えられる可能性があります。特に肥満や高血圧、家族歴などのリスクがある人は注意深く自分の体調に目を向けると良いでしょう。

症状が現れた際には自己判断せず、専門の医療機関を受診することで血糖値のチェックや適切な診断を受けることができます。血糖値の管理は、一人ひとりの状態にあった食事や運動の工夫も含まれるため、医師や栄養士のアドバイスを参考にすると良いでしょう。

むくみや疲れやすさ、体の小さなサインに耳を傾けて

身近な「むくみ」や「疲れやすさ」は、単なる疲労や生活習慣の乱れだけでなく、糖尿病の初期症状として現れている可能性もあります。放置せず、必要に応じて適切な医療機関で検査を受けることがおすすめです。

早めに体の状態を把握できれば、体に合った方法で無理のないケアができるでしょう。まずは自分の体の小さなサインに気づき、見逃さないことが、健康維持への第一歩になるでしょう。


監修者:用賀きくち内科 肝臓・内視鏡クリニック 院長 菊池真大

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慶應義塾大学医学部卒業
東海大学医学部客員准教授
米国ペンシルバニア大学消化器内科元博士研究員
日本アルコールアディクション医学会理事
日本総合内科専門医、日本消化器病学会専門医、日本肝臓学会専門医、日本内視鏡学会専門医、日本人間ドック健診専門医、日本病態栄養学会専門医、日本抗加齢医学会専門医
2024年秋、メタボとロコモを同時予防管理する未来志向型クリニックを東京・用賀の地に開業。

https://www.youga-naika.com/