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『お金がない毎日』から抜け出せない人に共通する…“3つの行動パターン”とは?

  • 2025.11.14
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

お金の悩みは誰にでもあるものですが、なかなか抜け出せずに生活が苦しいと感じる人も多いですよね。どうして同じように働いているのに、お金に余裕がないのか。実は、抜け出せない人たちには共通する行動パターンがいくつかあるようです。

この記事では、「お金がない毎日」からなかなか脱却できない理由に焦点を当て、その背景にある3つの行動パターンをご紹介します。

お金がない日常につながる3つの行動パターンとは?

お金に困っている状態が続く原因は、単に収入が少ないだけではないことも多いです。実は、知らず知らずのうちに陥りがちな“行動パターン”が影響しているケースが少なくありません。代表的なポイントを見ていきましょう。

  • 衝動的な消費が多い
  • お金の管理が曖昧
  • 長期的な視野での計画が不足している

まず「衝動的な消費」ですが、これは「必要かどうか考えずに欲しいものを買ってしまう」習慣が背景にあります。たとえばセールで安くなっているからといって使いすぎたり、ストレス発散のために無駄遣いをしてしまうことが挙げられます。結果的に支出が膨らみ、貯蓄がおろそかになるのです。

次に「お金の管理が曖昧」という点。レシートを紛失したり、家計簿をつけていなかったりすると、自分がどれだけ使っているか把握しにくくなり、無駄な支出を防ぎにくくなります。実際、家計の見直しができている家庭の方が貯蓄率が高いという傾向が示されています。

最後に「長期的な視野での計画不足」。短期間だけのやりくりを優先して、将来に向けた資金計画が立っていないと、急な出費や収入減少に対応できなくなります。老後資金や緊急時の備えが無いままだと、ますます不安定な状態に陥る可能性があります。

なぜこの行動パターンに陥ってしまうのかを深堀り

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、これら3つの行動パターンはなぜ起きるのでしょうか?たとえば「衝動的な消費」は、心理的な要因が影響しているケースがあります。ストレスや不安を感じると、瞬間的に「気分を変えたい」「自分にご褒美をあげたい」という気持ちからお金を使いがちになることがあります。

「お金の管理が曖昧」になる背景には、知識不足や余裕のなさがあります。特に忙しい生活を送っている人ほど、細かな出費を記録したり予算を考えたりする時間が取りづらいことも多いです。また、教育や家庭環境によってお金の管理習慣の有無が影響する場合もあります。

「長期的な視野の不足」は、日々の生活に追われてしまう中で、起こりやすいものです。将来のことを考えるのは大事とはわかっていても、毎日の支払いをこなすことで精一杯だと、将来への備えにまで意識が向きにくくなります。さらに、労働環境の変化や社会保障制度の不確実さが、先々の計画を立てづらくしているとも指摘されています。

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出典:マネーシップス 石坂貴史

お金が貯まる未来を描いていこう

お金に困る生活から抜け出せないと感じる理由には、さまざまな要因が絡み合っていますが、まずは自分の“行動パターン”に気づくことが大切です。今回紹介した3つの行動パターンが身近に思い当たる人も多いのではないでしょうか?

これらを認識することで、自分の生活や考え方を見直すきっかけになります。たとえば、買い物の際に「これは本当に必要か?」と一度立ち止まって考えてみましょう。この小さな工夫を積み重ねていくことでお金の不安を減らせるかもしれませんよ。


監修者:石坂貴史

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証券会社IFA、2級FP技能士、AFP、マネーシップス運営代表者。累計1,100件以上のご相談、金融関連の記事制作、校正・監修を手掛けています。「金融・経済、不動産、保険、相続、税制、教育」の6つのFP分野が専門。お金の運用やライフプランの相談において、ポートフォリオ理論と行動経済学を基盤にサポートいたします。


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