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『ギャンブルが趣味でも破綻しない人』が守っている…“マイルール”とは?

  • 2025.11.15
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

ギャンブルを趣味にしている人は多いですが、一方で「お金が底を尽きない」ことに驚かれることも。実際、節度を失ってしまうと金銭的トラブルに陥る可能性が高くなるのは否めません。しかし中には、しっかり“マイルール”を守ってギャンブルを楽しみ、生活を破綻させない人も存在します。一体どんなルールを持っているのでしょうか?

この記事では、趣味としてギャンブルを楽しみつつも安定した生活を送る人たちが共通して実践しているポイントをご紹介します。

破綻に至るギャンブル依存のパターンを知ろう

まず知っておきたいのは、ギャンブルで生活が破綻してしまう場合、その背後にはいくつかの共通する特徴が存在していることです。多くの調査や研究によると、ギャンブル依存に陥りやすい人々は以下のような傾向を持っていると言われています。

  • ギャンブルに対するコントロールが難しく、一度始めるとやめられない
  • 損失を取り戻そうと短期間で大金を賭けてしまう傾向が強い
  • ギャンブルを生活のストレス解消や現実逃避の手段として利用している
  • 家族や友人との関係が希薄で、相談相手がいないことが多い
  • 収入や支出の管理が甘く、借金が膨らんでも返済計画が立てられない

これらの要素は相互に影響し合いながら、結果的に経済的・精神的な負担を招きやすくなると考えられています。特にギャンブルの損失を取り戻すことに執着し、賭け金を増やしてしまう行動は「負けを取り戻そうとする心理」が関係しており、ギャンブル依存につながります。

趣味としてのギャンブルと破綻しないためのマイルール

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

ギャンブルで破綻しない人たちは、単に運だけに頼るのではなく、自己管理の意識が非常に高いことが特徴です。

まず重要なのは「予算の設定」。これには「月に使えるお金の上限を明確にし、それを絶対に超えない」というルールが含まれます。たとえば給料の範囲内や余裕資金の中で使うことで、生活費や貯金に影響が出ることを防いでいます。

また、「ギャンブルは娯楽の一環」と割り切るメンタリティも大切です。勝ち負けを過剰に意識しすぎず、もし負けても「楽しんだ結果」として受け入れる姿勢が見られます。これによって使いすぎてしまうリスクを緩和しています。さらに「損切りルール」もよく聞かれるマイルールです。ある一定額以上の損失が出たらその日はやめる、という自己制限は冷静さの維持に役立っています。

実際に趣味としてギャンブルを続けている人の中には、月のギャンブル予算を必ず別の財布やアプリで管理しているケースが多くみられます。これにより、使いすぎの防止や自己管理がしやすくなるのです

また、負けが込んだ時ほど冷静に自分の行動を見直す傾向があり、熱くなって追加入金をしない工夫をしています。この自己反省のサイクルが長期的な安定に貢献していると考えられます。

ギャンブルも楽しみ方次第

ギャンブルが好きでも生活が破綻しない人たちは、楽しみ方に共通のルールや工夫を持っています。大切なのは「制限を設けて無理なく楽しむ」という考え方。生活費から切り離した予算で遊び、勝敗に過度にこだわらず、負けた際も冷静さを保てるよう心がけているのが特徴です。

マイルールをうまく設定できれば、ギャンブルはストレス解消や社交的な楽しみとしても活用できるもの。誰でも取り入れられるシンプルなルールを試しつつ、自分のペースで上手に趣味としてのギャンブルに向き合ってみてはいかがでしょうか。


監修者:中川 佳人(なかがわ よしと)

金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。
専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。