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『なぜか誘いにくい人』がやりがち…“悪気のないリアクション”とは

  • 2025.11.12
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

友人や同僚を食事や飲み会、イベントに誘いたいのに、なぜか声をかけにくい人っていますよね。その理由は意外にも、その人の「リアクション」にある場合があります。本人は悪気なく、素直に反応しているつもりでも、周囲から見ると“誘いにくい雰囲気”に見えることがあります。

今回は、そんな“悪気のないリアクション”が何故誘いづらいと感じられるのか、考えてみましょう。

誘いにくさのカギは「リアクション」のココにある

まず、誘いにくい人が見せがちな代表的なリアクションをチェックしてみましょう。よくあるのが「間」を作ってしまうこと。

例えば「うーん…」と黙り込んでしまうこと。はっきりとした肯定も否定もしない中途半端な返答に、誘った相手も困ってしまいます。何かと天秤にかけているのか、予定があるのかわからない状態では、次の誘いのハードルが一気に上がりやすくなります。

また、「考えておくね」と場を保留する言い方も一見丁寧に思えますが、相手からは関心が薄い、もしくは面倒だと感じているのではないかと捉えられがちです。

人間関係を円滑にするためのリアクションのヒント

人と人との距離感はリアクションの仕方で大きく変わります。悪気のないリアクションが原因で誘いにくい印象を抱かせてしまう場合、ほんの少し工夫するだけで変化を生むチャンスがあります。次にあげるポイントを参考にしてみてください。

  • 相手の誘いに対して感謝の気持ちを表す・・・「誘ってくれてありがとう!その日は難しいけどまた誘ってね」
  • すぐ返事が難しい時は「検討する」としっかり伝える・・・「ありがとう。家族にも確認したいから明日返事をさせて」
  • 肯定的な言葉や共感を意識的に加える・・・「すごく楽しそうな飲み会だね!ぜひ参加させてほしいよ」
  • 誘いの内容に興味があることを伝えるリアクションを心掛ける・・・「◯◯さんとは一緒にご飯を食べたことがないから嬉しい」
  • 曖昧な態度は誤解を生みやすいため、なるべく明確に伝える・・・「その日は家族との予定があるかもしれないから確認するね」

このような小さな気遣いが、誘いにくいという壁を取り払う手助けになり得るでしょう。もちろん無理せず、自分らしさを大切にしながらできる範囲で試みるのがおすすめです。

誘いづらさを生むコミュニケーションを見直そう

「悪気のないリアクション」が原因で誘いにくい人は少なくありません。一方で、ほんの少しのリアクションを工夫するだけで、相手の感じ方を変えられる可能性はあります。

人間関係がスムーズになると、気軽に誘われる雰囲気が自然と生まれていくでしょう。互いのリアクションを少しだけ意識し合うことで、良好な人間関係が築かれやすいとされています。今日から誘われたときの返答を、ポジティブな言葉に変えてみてはいかがでしょうか。


監修者:あゆ実社労士事務所

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人材育成とキャリア支援の分野で約10年の経験を持ち、社会保険労務士・国家資格キャリアコンサルタントとしても活動。
累計100名以上のキャリア面談を実施し、1on1面談制度の設計やキャリア面談シート作成などを通じて、組織の人材定着と成長を支援してきた。
新入社員向け「ビジネスマナー」「マインドセット」「ロジカルシンキング」研修やキャリア研修では、企画・コンテンツ作成から講師まで一貫して担当。
人間関係構築や部下育成、効果的な伝え方に関する豊富な実務経験を活かし、読者や受講者が一歩踏み出すきっかけとなる関わりを大切にしている。