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桐島かれんさん【美術館の楽しみ方】上田義彦さんの展覧会もチェック!

  • 2025.10.10

旅先でも日常でも、美術館に足を運ぶのがかれんさんの楽しみのひとつ。
今回はかれんさんの夫・上田義彦さんの個展を開催中の神奈川県立近代美術館・葉山を訪れました。
静かな時間に身をゆだねて、お気に入りのカフェや景色とともに、美術館という特別な場所を味わいます。

ふらりと立ち寄るアートと静寂の空間

美術館が好きで、旅先でもよく足を運びます。
パリならオランジュリーやオルセー、ニューヨークならメトロポリタンやグッゲンハイム……。
行ったことのある美術館、観たことのある作品でも、キュレーション次第で新たな感動を得られます。

以前、訪れたMoMAでも思いがけない展示に出合いました。

階段の踊り場のようなスペースにセザンヌやマティス、ゴーギャンの絵が並んでいるのですが、トーンが絶妙に調和していて。その組み合わせの妙に感心しました。

美術館に行く前には、好きな画家の人生や時代背景を知っておくと受け止め方が深まるもの。たとえば、マティスの切り紙絵を見るときも、「これは晩年、筆が持てなくなったマティスが編み出した、新たな表現なんだな」と思いを馳せながら、作品と向き合えます。

アートに触れるだけではなく、併設のカフェでゆったりするのも、美術館の楽しさ。

セントラル・パーク近くのノイエ・ギャラリーはクリムトの作品が展示されていることで有名ですが、1階のカフェはウイーンさながらの素敵な空間。
展示がなくてもふらりと立ち寄りたくなります。

今回、訪れた神奈川県立近代美術館・葉山も、海を臨む気持ちのよいロケーションで、お
散歩にもぴったりです。
規模の大きな展覧会では並ぶこともあるけれど、偶然あいた時間にふらりと立ち寄れるような、こぢんまりとした美術館やギャラリーを見つけておくと、日常がより豊かに。

私も旅の計画を立てながら、次はどこの美術館へ行こうかと、いつも心を弾ませています。

図録やポストカードでアートを暮らしの中に

ミュージアムショップで画集や図録をチェックするのも、訪れたときの楽しみ。
「ポストカードやトートバッグはお土産にもいいですよね」。
右は現在、「神奈川県立近代美術館 葉山」で個展を開催しているかれんさんの夫・上田義彦さんの写真集。

撮影/平岡尚子 スタイリング/吉川恵理奈 文/工藤花衣

大人のおしゃれ手帖2025年10月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

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