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ベテラン教員の“迷惑お節介”の餌食になった若手2人。→その後、まさかの報告に、職員室がひっくり返った話【元教員は見た】

  • 2025.10.22
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出典:photoAC(写真はイメージです)

こんにちは。元小学校教員で、現在はWebライターをしているみずいろ文具です。

教員として働いていた頃、忙しい毎日の中でも思わず心がほっこりする “職員室の恋愛模様”をいくつも見てきました。

今回は、そんな「先生同士の恋愛」について、私の体験をもとにお話しします。

出会いが少ない先生たち

学校という職場は、朝から夕方まで休む間もありません。

勤務後も会議や行事準備、保護者対応や書類作成などで常に忙しく、とにかく出会いがないのが現実です。

「パートナーは欲しいけど、休日に外に出かける暇も気力もない」と悩んでいる先生も多いもの。

そんな環境だからこそ、日々苦楽を共にする職員室内の人間関係は濃密になりがち。そして、恋の芽も、学校の中でそっと芽生えることがあるのです。

“恋の仕掛け人”はベテラン女性教員

私が20代の頃、子どもたちから大人気だったベテラン女性教員、R先生がいました。

トラブルも豪快に笑い飛ばす明るさで職員からの人望も厚く、いつも職員室のムードメーカー的存在。

実はそのR先生、職員室の“恋のキューピッド”でもあったのです。

若手の先生でパートナーがいないと知ると、飲み会で二人が話せるように計らったり、グループで休日に出かける企画を立てたりと、恋のきっかけを演出していました。今思えば少し強引なところもありましたが、当時はそんなR先生の明るいお世話好きが、どこか微笑ましくもありました。

当時同僚だった20代のY太先生とM子先生も、R先生の「くっつけ作戦」のターゲットでした。「2人はどう思っているんだろう…」とハラハラすることもありましたが、その作戦は意外にも良い方向へ進んでいくのです。

半分ネタのくっつけ作戦が、まさかの成功

最初は周りの先生たちも「R先生、やりすぎじゃない?」と言っていました。

ところが、いつの間にかY太先生が、M子先生のことを気にするようになっていったのです。職員室で楽しそうに話す姿を見かけたり、出張の時に車を乗り合わせたりと、次第に距離が縮まっていく2人。

そして秋ごろ、ついに2人の交際がスタート!

当の本人たちは隠しているつもりでしたが、教師というのは観察力が鋭いもの。ちょっとした視線や会話のテンポで、職員室中がなんとなく気づいていきました。

そうなったら、R先生は「ほら、見なさい」と渾身のドヤ顔。周りの先生も、「R先生、見る目あるね~」と素直に感心していました。

理解し合えるからこそ続く、先生同士の恋

教員同士の恋愛は、忙しい仕事の大変さをお互いに理解し合えるので、支え合いながら関係を築くケースも多いです。

Y太先生とM子先生は密かに愛を育み、その年の年度末に「ご報告」がありました。

職員会議の最後、校長が笑顔でこう発表したのです。

「最後におめでたい話題です。Y太先生とM子先生が、入籍されたそうです!

その瞬間、職員室は大きな拍手と歓声に包まれました。

忙しい年度末でしたが、2人の幸せいっぱいな姿に、職員の顔にも自然と笑みがこぼれました。Y太先生は、「R先生がきっかけを作ってくれたおかげで今があります」と感謝し、R先生もにっこり。

きっかけはR先生の“お節介”だったかもしれませんが、お二人が幸せな結末を迎えたことは、周りの私たちにとっても本当に嬉しい出来事でした。

職員室にも、ときめきがある

今回の話は、あくまで私が勤務していた頃の個人的な体験です。どの学校でも同じとは限りませんが、日々忙しい先生たちの中にも、ちゃんと“ときめき”が息づいているということ。

教員も人間なので、職場で恋が生まれることだってあります。

あの幸せそうな2人の姿を思い出すたびに、今でも私は温かい気持ちになるのです。



ライター:みずいろ文具
関東の公立小学校で15年間、子どもたちと向き合ってきました。教室での日々を通して感じた喜びや戸惑い、子どもたちから教わったことを、今は言葉にしています。教育現場のリアルや、子どもたちの小さな成長の瞬間を、やさしい視点でお届けします。


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