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満員電車で席を譲ろうとした青年2人。気まずい空気を一瞬で救った高齢女性の“たったひと言”にほっこり。

  • 2025.10.22
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出典元;photoAC(画像はイメージです)

日常の中にある“ほっこりした発見”をマンガに描き、SNSで発信している中山少年さん。1995年生まれ、東京都出身の彼が描く温かな日常のワンシーンは、多くの読者の心を癒やし続けています。

そんな中山少年さんが目にしたのは、満員電車でのちょっとした出来事。誰でも起こりそうな「気まずさ」や「焦り」の瞬間を、たった一言で和ませた「素敵な対応」があったといいます。

今回は、中山少年さんが特に印象に残ったエピソードを伺いました。

「譲りたい」が重なった!気まずい瞬間を救った魔法の一言

ある日の満員電車。

停車駅で、おばあちゃんがゆっくりと乗車してきました。

すると、優しい青年が席を譲ろうとしました。ところが、別の青年も同じタイミングで立ち上がったのです。

「どうぞ」「あ、どうぞ」

気づけば、ぽっかり空いた席が2つ。

気持ちは同じ、でも…。お互いに譲りあうようなちょっぴり気まずい空気が流れました。

そんな中、当のご本人のおばあちゃんが、ニコッと笑って一言。

「あら、私モテモテじゃないの」

その瞬間、車内がふっと和みました。

青年たちも思わず笑顔になり、周りの乗客たちもつられてクスッ。

わずか数秒前までの気まずさが、すっかり温かい笑いに変わっていたのです。

「たった一言で、場の空気を変えられるってすごいなぁ」

中山少年さんは、おばあちゃんのユーモアと余裕にすっかり感心したのでした。

優しさの連鎖を生んだエピソード

ーーー気まずい瞬間を和ませるおばあちゃんの発言、とても素敵ですね…!この発言を受け、席を譲ったお二人はどのような反応をされていましたか?

おばあちゃんの発言のおかげで、席を譲って少し気まずそうにしていたお二人は思わず「ホッ」とした表情を浮かべていました。ちょっとした一言で、見事にその場を収めてくれたおばあちゃんの言葉選びのセンスとユニークな遊び心に思わず感心しました。

ーーーなるほど。おばあちゃんのおかげで、優しいお二人の気まずさも解消されたのですね。他にも電車やバスなどで「これは素敵な対応」と感じた場面があれば、ぜひお聞かせください。

以前バスに乗っていたときの出来事です。ご高齢の女性のお客さんが乗車されたのですが、足の具合があまり良くなかったようで、席に座るまでに少し時間がかかっていました。

その日は車内も混んでいて、女性は「皆さんを待たせて申し訳ない」と焦っている様子でした。

ーーー混み合った車内で焦ってしまう気持ち、よくわかります。周りのお客さんも気になってしまいますよね。

そんなとき、運転手さんがマイクで、こう声をかけたんです。

「皆さま窓の外をご覧ください。大きなイチョウの木が見えますね。秋になると、それは見事に色づくんですよ」突然の「ホッとする話題」に乗客の皆さんは外を見て思わず笑顔になりました。

運転手さんは、席を譲った乗客にも「ありがとうございます」と感謝を伝えてくれて、車内全体が優しい空気に包まれたんです。そのおかげで、焦っていた女性も安心した表情で席に座ることができました。

「こういう対応ができる人って本当にすごいな」と感動しましたね。いざというときに慌てず、周りを気遣える「心の余裕」があるからこそできることなんだと、改めて学ばせてもらいました。自分も見習いたいなと思います。

ーーー運転手さんの機転の利いたアナウンス、そして周りの乗客への配慮がとても素敵ですね。ありがとうございます!

優しい対応は「心の余裕」から生まれる

電車での「気まずい瞬間」を救ったおばあちゃんのユーモア。そして、バスでの「焦り」をやさしく包んだ運転手さんの言葉。

中山少年さんが紹介したエピソードは、どちらも『ちょっとした思いやり』に、その場の空気を柔らかく、明るく変える力があることを教えてくれます。

誰かの気まずさを笑顔に変える。そんな優しさを少しずつ持ち寄れたら、通勤や通学の時間ももっと心がほっこりする時間になるのかもしれませんね。


取材協力:中山少年

1995年生まれ。東京都出身。日常のほっこりした発見を漫画にしてSNSに投稿しています。