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「万博会場から離れて、なぜ福井へ?」100回通い詰めた男性が閉幕間際に真反対の『福井県』へ逆行したワケ

  • 2025.10.22
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出典:photoAC(写真はイメージです)

「閉幕までわずか数日…!」

大阪・関西万博の閉幕が迫るなか1人の男性が向かった先は、夢洲とは真反対の福井県立恐竜博物館でした。万博とは一見無縁に見えるその場所に、彼はなぜ急いだのでしょうか。

彼の名前は万博ニキ(通称:パクニキ)氏。万博に100回以上通い詰めた万博のプロです。閉幕直前の貴重な時間を割いてまで、彼が福井の恐竜博物館に向かった理由。

それは、この万博の「本当の楽しみ方」を知る者だけが理解できる、ある理由がありました。

残された最後のスタンプを求めて

「万博会場から離れて、なぜ福井へ?」

率直な質問を投げかけると、パクニキ氏はこのように答えました。

「それ、本当によく聞かれるんですよ。実はこれ、『大阪関西万博公式スタンプラリー』をコンプリートするためだったんです」

「大阪関西万博公式スタンプラリー」。関西パビリオンに参加している9府県(滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、三重、鳥取、徳島、福井)は、会場以外にも各府県のサテライト会場にもスタンプが設置されています。

パクニキ氏は、このサテライト会場のスタンプを集めていたのです。

9府県を巡る壮大な旅と、福井に残された壁

では、なぜ福井県だけが最後まで残ったのでしょうか。

パクニキ氏は、この9府県のうち福井県以外の8つの府県については、すでに制覇済みだったといいます。

「福井はどうしても距離が遠くて、なかなか行く機会がありませんでした」

福井が最後のスタンプとして残されてしまった理由。それは純粋に地理的な壁でした。

決断のとき「これは行くしかない」

しかし、スタンプの設置期間の終了が目前に迫ります。万博閉幕まであと数日、もう後がない。パクニキ氏は決断します。

閉幕直前、ギリギリのタイミングで福井の恐竜博物館へ滑り込みました。そして、無事にすべてコンプリート。

彼が福井の恐竜博物館を訪れた際の動画には、展示内容を解説しながらツアーする様子が映されています。充実した展示内容でじっくり見れば2〜3時間は楽しめるそう。

「最後のピースを福井で埋めることができて、本当に満足しています」

彼は安堵の表情を浮かべながら、こう続けました。

「万博を会場の中だけではなく、関西全体で楽しんでほしいという思いが詰まった素晴らしい企画でした。実際に巡ってみて、その意図がよくわかりましたね」

万博の「本質」を体現した旅

パクニキ氏が閉幕直前に福井の恐竜博物館へと走った行動。それは、万博が目指した地域連携と観光の本質を体現するものでした。

大阪の万博夢洲会場だけが万博ではない。「大阪関西万博公式スタンプラリー」のように、9府県を繋ぐプログラムも用意されていたのです。

「会場だけではなく、関西全体を楽しめる。そんな企画があったんですよね」パクニキ氏の言葉通り。万博には会場の外にも、もう1つの楽しみ方がありました。


取材協力:万博ニキ(パクニキ)さん(YouTube)

大阪市内在住の20代後半男性。大阪・関西万博に100回以上訪れ(2025年10月時点)、全パビリオン、および全公式スタンプラリーを制覇済みの万博マニア。週に複数回、「インパク」(万博に入場すること)することが多く、万博の魅力を発信している。


参考:【万博】福井恐竜博物館ツアー、パクニキのプチ解説付き。(https://youtu.be/X18jPKkPH_w?si=zLvex8th6JywroY3)、「2025年日本国際博覧会 公式スタンプラリー」(EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト)