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祖母が苦手だったデイサービスのお風呂 介護士さんの“魔法の言葉”に「心から感謝しています」

  • 2025.10.25

家族との日常を描いた、温かみのある漫画やイラストで人気のたば やんさん。

彼女の祖母との実話をもとにした漫画は、家族の絆や高齢者のリアルな生活を、優しいタッチとユーモアで描き、多くの読者に笑顔と癒やしを届けています。

今回ご紹介する漫画「言葉の魔法」では、介護士さんとお祖母様の素敵なやり取りが描かれています。

毎日憂鬱そうにデイサービスへ向かい、帰ってくるとぐったり。ところがある日を境に、帰宅後もご機嫌で余韻に浸るように。一体何があったのでしょうか?

毎日憂鬱だったお風呂が一転!?特別な時間に

毎週月曜日はおばあちゃんのデイサービスの日。

「明日、風呂かぁ〜」

前日から、お風呂のことを考えると気持ちがどんよりしてしまいます。外で入るお風呂はすごく体力を使うので、どうしても気が重いおばあちゃんです。

当日の朝も、デイサービスに向かう足取りは重く、帰宅後はぐったりとベッドへ直行。

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出典:言葉の魔法(たば やん)

「…大変だ」「…これは、夕方まで起きんわ」「そうだね」

たば やんさんも、お母さんも、疲れ果てたおばあちゃんを心配そうに見守るしかありませんでした。

ところが、ある日のこと。

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出典:言葉の魔法(たば やん)

おばあちゃんもだんだんとデイサービスのお風呂に慣れてきました。この日も、笑顔で優しく入浴介助をするスタッフさんが、おばあちゃんの体を優しく洗います。

すると、スタッフさんがこう話しかけたのです。

「かわいい顔しとるから、縁談いっぱい申し込み来たやろ〜?」

突然の問いかけに、「えっ!」と焦るおばあちゃん。スタッフさんは「モテたやろ〜?」と続けます。

「な〜んなんなん!そんなわけないねか〜」

と慌てた様子のおばあちゃん。その後も2人の楽しい会話は続いたそうです。

帰宅後も余韻がとまらない!?頬を染めてひとりごと

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出典:言葉の魔法(たば やん)

自宅に戻ったおばあちゃん。台所の椅子に腰掛けお茶で一息つきます。

すると、「…かわいい顔してぇ〜って…」「…おっかしいぃ〜」とボソッと独り言。

お風呂上がりということもあってか、頬がちょっぴり赤くなっています。スタッフさんの言葉がよほど嬉しかったのか、しばらく余韻に浸っているようでした。

いつもならベッドで休んでいるはずの時間に、終始嬉しそうにしているおばあちゃん。その姿を見て、たば やんさんは、「介護士ってすごいな!」と心から思ったそうです。

「かわいい」の一言が、心と体に劇的な変化をもたらした

ーーーうれしそうなお祖母様の様子にほっこりしました…!デイサービスのお風呂に対し、介護士さんの発言を受ける前と後とで何か変化はありましたか?

明らかに帰宅後の体調に変化がありました。普段はデイサービスの後は疲れ果てて寝てしまうのですが、魔法の言葉「かわいい」「モテたでしょう?」などをかけていただいた後は、ベッドに伏せることもなく、台所の椅子に座って余韻に浸っていました(笑)。

「かわいい」と褒められるのは女性は幾つになっても嬉しいものなのだなぁと改めて思いました。暖かい言葉をかけられたり、思いやりある対応をされた後は、やはり笑顔は多く気持ちよく過ごせているようです。

ーーー言葉の力はすごいですね。他にも「介護士さんってすごい!」と感じたエピソードがあればお聞かせください。

人手不足で忙しい中でも、笑顔で対応してもらえていることが大変ありがたいです。入所後に環境の変化で、祖母にせん妄の状態が出たときでも落ち着いて対応していただきました。今はおかげさまで回復しました。

母曰く最近の祖母は「だんだん頭が良くなっていっている」とのこと。家にいるときよりも、多くの人と関わり会話も増えて、それが良い影響になっているみたいです。

祖母がどのような状態でも、慌てずに冷静に対処していただくプロの姿に、いつも「すごい!」と感動しています。自宅では困難な“普通の生活”をさせていただいていることに、心から感謝しています。

ーーー人の関わりや会話が、いい刺激になっていらっしゃるんですね。介護のプロに支えられて、お祖母様が生き生きと過ごされている様子が伝わってきます。ありがとうございます!

何気ない言葉に込められた、プロの温かさ

体力を使うから苦手だったデイサービスのお風呂。しかし、スタッフさんの「かわいい」という“魔法の言葉”ですっかりご機嫌になったお祖母様。帰宅後もベッドに直行せず、余韻に浸る姿が印象的でした。

何気ない会話の中にも、相手の心に寄り添うプロならではの配慮が光ります。年齢を重ねても、誰かに大切にされること、褒められることの喜びは変わらない。そんな当たり前だけど忘れがちなことを、温かく思い出させてくれるエピソードでしたね。



取材協力:たば やんさん(たば やん の呟き


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