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小数点の位置に気を付けて!「1.25×2.6+(−6)」→正しく計算できる?

  • 2025.11.11
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小数同士の掛け算を覚えていますか? 普通の掛け算と同じように筆算で計算しますが、小数点の位置に気を付けないといけないですね。どのような点に気を付ける必要があったのか、この問題を通して確認していきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
1.25×2.6+(−6)

整数ではなく小数の計算ですので、筆算すると大変ですよね。

どのように扱えばいいのか、一緒に確認しましょう。

解答

答えは「−2.75」です。

どうしてこのような答えになるのか、次の「ポイント」でしっかり確認しましょう。

ポイント

小数の掛け算についてです。筆算してもいいのですが、「整数にしてから計算する」ことを意識すると計算が楽になります。

つまり、「1.25を125」「2.6を26」という感じで100倍や10倍するということです。ただし、勝手にしてはいけないので、あとから1/100倍や1/10倍して元の数と同じ大きさの数にする必要があります。以下のように変換します。

1.25=125×1/100
2.6=26×1/10

このようにしてから計算していきますね。1/100倍や1/10倍は最後にまとめて計算すると楽になります。負の数の計算は最後にします。

  1.25×2.6+(−6)
=(125×1/100)×(26×1/10)+(−6)
=125×26×1/100×1/10+(−6)
=3250×1/1000+(−6)
=3.25−6
=−2.75

このようにして、答えを出すことができました。最後の計算部分で「×1/1000」するときは、掛けられている数の小数点を三つ左にずらせばいいですね。

まとめ

小数の扱い方を復習する良い機会になったのではないでしょうか。

小数のまま計算すると筆算がややこしくなるので、整数に直してから計算するようにしましょう。

計算は、一問や二問だけしてもあまり意味がありません。計算こそたくさん演習を積んで、理解度を深めていくことがとても大事になってきます。本問題は小数第一位までの計算でしたが、小数第二位以上の計算も同じように計算できます。時間がある方はいろいろな問題にぜひチャレンジしてみましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):ニシケン
2年間、地方の学習塾に勤めて独立。現在はプロの家庭教師として働きながら、都内の難関私立中学や高校の予想問題や適性検査の執筆活動を行っている。たくさんの受験生のためになる良質な問題を作成し、どんな人が見てもわかりやすい解答解説作成を志す。


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