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店員「商品なんですけど…」2歳児が売り物のスーツケースで遊び出し?→その後、母親の“驚きの対応”に「いかに危険か理解して」

  • 2025.10.1
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

買い物に出かけた際は、幼い我が子の行動に目を光らせる必要があります。特に、重さや大きさのある商品が並ぶ店舗では、ちょっとした不注意が怪我や商品の破損につながることも少なくありません。

今回は、40代女性・会社員のAさん(仮名)から寄せられた、「店内でスーツケースを遊び道具にする子どもと、それを放置する親の対応」に関するエピソードについて紹介します。

スーツケースを巡るヒヤリ体験

私が働いているお店は、バッグやお財布だけでなく、スーツケースも扱っています。

ある日、2歳くらいの子どもとお母さん、おばあちゃんが来店されました。子どもは自分の身長と同じくらいのスーツケースを見つけ、押しながら店内を歩き回っていました。

お母さんとおばあちゃんはバッグ選びに夢中なようで、子どもの行動をまったく注意しません。私は、スーツケースが倒れて子どもが怪我をしたらどうしよう、あちこちぶつけてスーツケースに傷がついたらどうしよう、とずっとヒヤヒヤしていましたが、見守るしかありませんでした。

私の視線に気づいたのか、お母さんは子どものそばに来ました。スーツケースを取り上げて注意するのかと思ったのですが、何も言わずににこにこして後ろをついていくだけ。

いやいや、そのスーツケースは商品なんですけど…?傷がついたらどうするの?子どもが怪我したらどうするの?と心の中で思いながらも、店員である私は何も言えませんでした。

結局、お母さんはため息をつきながら子どもからスーツケースを離し、子どもに何も言わず、私たちにも何も言わずにそのまま帰って行きました。子どもはスーツケースを取り上げられたことに大泣きしていました。

幸い子どもに怪我はなく、スーツケースは無傷でした。しかし、この出来事を通じて、スーツケースを遊び道具にする行為がいかに危険か、もっと親に理解してほしいと強く感じました。

子どもと商品の安全は親の責任

店内で子どもが商品を押したり遊んだりしている場面では、まずは店のマニュアルに従うことが最優先です。チェーン店や大型店の場合、安全確保やクレーム回避のための声かけ手順が細かく定められていることが多く、そこに沿って行動するのが安心です。

もし店舗に明確なマニュアルがない場合は、以下のような対応が考えられます。

・親へのやんわりとした声かけ
「こちら重くて倒れやすいので、お子さまが怪我をされるおそれがありますので、お控えいただけますか?」と、危険性を伝える形で注意する。安全を理由にすると角が立ちにくく、商品保護にもつながります。

・子ども本人にも優しく説明
親がそばにいる場合には、「これは重いから危ないよ」と短く優しい口調と表情で伝える。直接行動を止められますが、親への配慮も忘れずに。

・安全確保を最優先
怪我や商品の破損につながる危険が迫っていると判断した場合は、親子双方へ声をかけて行動を制止する。

いずれの場合も、「お子さまの安全を守るため」というスタンスを前面に出すことがポイントです。これにより注意ではなく“案内”として受け止めてもらいやすいでしょう。  

店内での子どもの行動は、商品だけでなく他のお客様やスタッフの安全にも関わります。

子どもの安全を守るためにも、保護者が責任を持って見守ることが大切です。私たち一人ひとりが、周囲に配慮しながら行動することで、誰もが安心して買い物を楽しめる環境が作られるのではないでしょうか。


●本記事では読者の皆さんに投稿していただいた体験談を紹介しています。
アンケート実施日:2025年9月26日
投稿方法:TRILL 募集フォームより
投稿者:40代女性・会社員


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