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三嶋大社すぐ。無料開放の日本庭園や三島梅花藻も楽しめる「佐野美術館」で水辺の癒やしさんぽ

  • 2025.9.2

東京から新幹線で約50分、JR三島駅から歩いて20分ほど。三島市きっての観光名所「三嶋大社」からほど近い場所に、「佐野美術館」はあります。約2000坪の敷地には、美術館のほか、無料で楽しめる日本庭園「隆泉苑」や水中花を育てる「三島梅花藻(ミシマバイカモ)の里」を併設。アートな時間を楽しんだあとは、庭園ビューのお食事処で特製タイカレーをいただくのもおすすめです。

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四季の移ろいを映す水辺の庭園「隆泉苑」

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庭園入口にある表門

富士山の伏流水が街のあちこちから湧き出す三島は、「水の都」とも呼ばれる町。そんな三島で、水辺のアートな時間を楽しめるのが「佐野美術館」です。

創立者・佐野隆一さんは、三島市出身の実業家であり、文化支援にも力を注いだ人物。電気化学メーカー「鉄興社」を育て上げる一方で、日本刀や仏像などの古美術品を収集し、77歳の喜寿を機に、ふるさと三島に美術館を設立しました。

佐野美術館の庭園「隆泉苑」。庭園入口に立つ表門と、その奥に佇む日本家屋は、登録有形文化財となっています。

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ことりっぷ

池に流れ込むのは、清らかな富士山の湧水。さらさらと響く水音や木々の葉音が、心地よく響き渡ります。その澄み切った池には、色とりどりの鯉の姿が。ゆったり、ゆらゆら。気持ちよさそうに泳いでいます。

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苔が庭いっぱいに息づく

庭園にしっとりと映える、苔にも注目して。水の豊かな「隆泉苑」は、苔にとって理想的な環境。グリーンの絨毯を敷き詰めたような苔の新芽が見られる春はもちろん、紅葉とのコントラストが美しい秋も見逃せません。

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ことりっぷ

なんと言ってもおすすめは、色づく木々が庭を包む秋。紅葉の名所としても知られる「隆泉苑」は、秋になると、たくさんの人が訪れます。

年間5~6回の展覧会を開催する「佐野美術館」

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2025年7月5日(土)から9月21日(日)まで開催中の「猫のダヤン40周年 ダヤンの不思議な旅 池田あきこ原画展」

「佐野美術館」では、年間を通してさまざまな展覧会を開催。訪れる時期によって、展示の内容や雰囲気ががらりと変わります。

現在開催中なのが、猫のダヤン誕生40周年を記念して行われている「ダヤンの不思議な旅 池田あきこ原画展」。これは、パステル画の原画を中心に、立体作品や映像展示などを交えながら、ダヤンが暮らす不思議な国〈わちふぃーるど〉を5つのゾーンに分けて紹介するというもの。

会場には、実物大のダヤンも登場。ぜひ探してみてくださいね。

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年間を通じ展示されている平安時代作の仏像3点

常設展示室では、収蔵品の一部を公開しています。3点の仏像は、いずれも平安時代(12世紀)に作られた作品で、「大日如来坐像」は重要文化財、「蔵王権現立像」は重要美術品です。

なかでも右に展示された「蔵王権現立像」は、怒りの形相なのに、素朴さが滲み出た不思議な仏像です。頬のふくらみや目の丸みが子供っぽくて、「がんばってるの、ちゃんと見てるよ」と言ってるよう。

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「刀掛け風スタンド」(550円~)、「手ぬぐい風ガーゼハンカチ 名物 松井江」(各1870円)、「刺繍ソックス さのびオリジナル」(各1430円)

展示を楽しんだら、美術館のオリジナルグッズをお土産に。館内のショップには、ここでしか手に入らない、上質でちょっぴりユニークなアイテムがそろっています。

刀剣ファンなら、「手ぬぐい風ガーゼハンカチ」がおすすめ。「名物 松井江」をモチーフにしたデザインで、やわらかなガーゼ素材が肌に心地よく、手ぬぐいのような風合いも魅力です。

涼と癒やしを満喫できる「三島梅花藻の里」

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入場無料で、誰でも気軽に立ち寄れる癒やしスポット「三島梅花藻の里」

館内を巡ったあとは、西門前の通りを挟んで向かいにある「三島梅花藻(ミシマバイカモ)の里」へ。ここは、三島で発見された、清流にしか育たない希少な水草「三島梅花藻」を間近で観察できる場所。市内団体により保護育成活動が続けられており、無料で開放されています。

庭園ビューの「松韻」で特製タイカレーを

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大きな窓から隆泉苑を一望できる

お腹が空いたら、緑に癒される優雅なランチを。「松韻」は、「隆泉苑」内にお店を構えるお食事処。季節によって表情を変える庭園を眺めながら、ゆったりおいしい時間を過ごせます。

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ことりっぷ

「佐野美術館」は都心から1時間ちょっとで行ける、穴場の名所。三嶋大社参拝の前後や、三島観光の立よりスポットに。五感が刺激され、せせらぎに心清らかになる癒やしの世界を体感してみては。

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