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「結果的に損をするかも」 この時期やっている『夏服セール』で“買うべきもの”と“避けた方がよいもの”をFPが解説!

  • 2025.11.9
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

秋の訪れとともに、さまざまなお店で夏服のセールが開催されています。季節の変わり目を利用して安く買い物ができるこの機会、つい「これはお得だ!」と手を伸ばしたくなりますよね。しかし、お得だと思ってした買い物で結果的に損をしてしまうことも少なくありません。

秋のセールで夏服を買うには、買った方が良いものと、避けた方が良いものを知っておくことが大切です。賢い選択をするために、夏服セールの攻略法を見ていきましょう。

買うべき夏服は?賢いセール活用のカギ

秋物を購入しようとお店に行くと、夏物がセールになっている光景を見ることも多いはず。「来年着るから」と安くなっているうちに購入する人も多いのではないでしょうか。

このとき購入するべきなのは、シンプルで長く着られるデザインのアイテムです。特に綿やリネンなど通気性がよく、肌触りが快適な素材は、残暑や春先にも活用が見込めます。

また、定番の白シャツや無地Tシャツ、シンプルなワンピースは季節を問わず着回しが効きやすいので、「買うべきもの」と言えるでしょう。ブランド品の定番アイテムも、割引率が高くなっている場合は、コストパフォーマンスが良くなる可能性があります。

さらに、シーズンを通してインナーとして使える薄手のカーディガンやブラウスも、秋冬の重ね着に重宝するアイテムとして注目です。

実は損することもある!?避けた方がよい夏服アイテムとは?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

安くなっているからといって飛びつくと、結果的に損をすることもあるのが、トレンド感の強いデザインや流行色の服です。ファッションの流行はめまぐるしく変わるため、その時期だけの流行色やデザインのものを買ってしまうと、数カ月後には着られなくなることが多いからです。

また、安くなっているからといって「汚れが目立ちやすい素材」や「傷みやすい安価な素材」のものは避けた方が無難です。使う頻度が減ったり、長持ちしない可能性も高く、トータルコストが上がってしまうケースがあります。

さらに、セール時は返品や交換が制限されていることもあるため、サイズ選びが難しいアイテムや試着しにくい商品にも注意が必要です。自分の体形に合わず「なんとなく安いから」と思って買った服は、結局使わずにタンスの肥やしになってしまう場合も少なくありません。

季節の変わり目ならではの賢い買い物術を身につけよう

秋の夏服セールは、賢く活用すればお得に快適な服を手に入れられます。以下のポイントを踏まえて選ぶと失敗しにくいでしょう。

  • シンプルで長く着られる定番アイテムを選ぶ
  • 素材や品質を重視して長く使えそうなものを選ぶ
  • トレンド色や流行のデザインは控えめにする
  • サイズ選びは慎重に、可能な場合は必ず試着する
  • 色あせや傷みが目立ちやすいものは避ける

これらの点を意識しておくことで、結果的に「損をした」と感じにくく、日々のおしゃれを持続させることができます。1シーズンで着倒してしまう流行アイテムよりも、来年や再来年も着続けられるベーシックな服の方が、結果的には買い替えの頻度が減り、無駄な出費を抑えることができます。これらのポイントを意識してお得に必要なものを購入していきましょう。


監修者:中川 佳人(なかがわ よしと)

金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。
専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。