1. トップ
  2. 『年収は高いのにお金が残らない家庭』に見られる…老後破綻につながる“3つの生活習慣”とは?

『年収は高いのにお金が残らない家庭』に見られる…老後破綻につながる“3つの生活習慣”とは?

  • 2025.10.31
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

年収は高いのに、なぜか手元にお金が残らない…。そんな家庭は少なくありません。高収入でも貯蓄ができず、将来の不安が募る一方になってしまう理由は、単純に収入の問題だけではない背景があります。実際、老後の生活資金に不安を抱える家庭は増加傾向にあります。年間の家計収支がプラスでも貯蓄が積み上がらなければ将来の破綻リスクは否めません。

この記事では、高収入なのにお金が残らない家計に潜む生活習慣に着目し、老後破綻につながりやすいとされる3つの習慣を解説します。

1、生活水準の引き上げと、習慣による支出の増加

年収が高くても貯蓄が思うように増えないケースは、日常のちょっとした浪費や「見栄」に関わる支出が積み重なっていることにあります。高収入になると「少しくらい使っても大丈夫」という心理が働きやすく、気づかないうちに支出が増えてしまうのです。

たとえば、外食や交際費、趣味への出費が思った以上にかさんでいたり、家や車、ブランド品など生活水準を収入以上に引き上げてしまうことがあります。こうした支出は一度習慣化すると減らすことが、家計を圧迫する要因になりやすいと言われています。

収入の増加とともに交際費や娯楽費も増える人が多く、同時に「節約意識が低下しやすい」というケースもあります。収入の多さよりも、お金の使い方をどれだけ意識できるかが、貯蓄の明暗を分けるカギと言えます。

2、クレジットカードの使い方やイベントによる出費

次に見逃せないのが、ローンやクレジットカードの使い方、そしてライフイベントによる支出です。車や住宅のローン返済が家計の大部分を占めるようになると、毎月自由に使えるお金が限られ、貯蓄に回す余裕が少なくなります。特に、収入に対して無理のある返済計画を立てていたり、複数のローンを抱えている場合は注意が必要です。

さらに、子どもの教育費や介護費、親の医療費などは、突然まとまった支出が発生しやすいものです。こうした出費が重なると、一時的に貯蓄が減るのは避けられず、あらかじめ備えがないと家計のバランスを崩す要因にもなりかねません

教育費などは長期間にわたって支出が続くケースも多いものです。日頃から少しずつ積み立てておくなど、将来を見据えた資金の準備が大切といえるでしょう。

3、目先の収支だけの考慮、支出の見直し機会の減少

undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

最後に挙げられるのは、資産管理の不十分さや家計の見直しが定期的に行われていないことです。年収に見合った生活を続けているつもりでも、貯蓄計画や資産運用の検討を後回しにしてしまうケースは少なくありません。その結果、老後の資金準備が思うように進まず、将来的な不安を抱えることになります。

たとえば、資産を特定の預金や投資に偏らせていたり、将来の収支を具体的に把握していない場合、経済の変化や突発的な支出に対応できません。また、日々の収支を定期的に見直す習慣がないと、無駄な支出や改善できるポイントを見落としがちです。忙しさの中で家計を「なんとなく」でやりくりしてしまうと、気づかないうちに支出が膨らみ、資産形成のスピードが遅れてしまいます。

こうした状況を防ぐには、一定の周期で家計全体を振り返り、生活や支出のバランスを調整することが大切です。たとえ小さな見直しでも、積み重ねることで将来の安心につながる基盤を作ることができるでしょう。

豊かな老後のために見直したい「支出が増える生活習慣」

年収が高くても貯蓄が増えない家庭に共通して見られる生活習慣は、無意識の浪費、ローンやライフイベントへの無計画な対応、そして資産管理や家計の見直しが疎かになっていることです。これらの習慣は、老後の資金不足の可能性を高める要因となります。

収入が安定しているうちに少しずつ節約や資産形成に目を向けることは、将来の安心感につながります。家計のバランスを把握し、将来に向けた準備を始めていきましょう。

まずは今の生活習慣を見直し、少しずつ改善してみてはいかがでしょうか。


監修者:中川 佳人(なかがわ よしと)

金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。
専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。