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『お金にルーズな家庭』が無意識に続けている…老後不安を増やす“3つの甘え”とは?

  • 2025.10.31
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「老後資金が足りるか不安…」そんな声をよく耳にしますが、お金にルーズな家庭では気づかぬうちに“甘え”が積み重なっているかもしれません。家計管理の甘さは、老後不安を増やす意外な原因となっていることがあります。

今回は無意識に続けてしまいがちな、老後の不安を招く3つの甘えについて、まずはその背景や理由に触れながら掘り下げてみましょう。

老後不安を増やす3つの甘えとは?

お金に対する甘えは大きく分けて「備えない甘え」「収支の見直しを怠る甘え」「将来の計画を先送りにする甘え」の3つに分けられます。

最初に「備えない甘え」についてです。「まだ若いから大丈夫」「年金があるから心配ない」といった安心感に頼って、老後資金づくりに本腰を入れないケースが多いのです。

次に「収支の見直しを怠る甘え」。日々の家計をざっくり管理して、支出の無駄に気づきにくい状態はよくあります。家計簿を付けないことで、無駄な出費や使っていない固定費などを把握できていないケースも少なくありません。ルーズな習慣が積み重なるうちに、老後を見据えた貯蓄が後回しになりがちです。

最後に「将来の計画を先送りにする甘え」。将来必要なお金や住まいを具体的にイメージしないのは危険です。「いざとなったら何とかなる」と考えて計画や相談をしないことで、結果的に課題や不足を放置することにつながります。

こうした甘えは、無意識にやってしまいがちですが、徐々に家計の基盤を弱め、老後の不安を大きくしてしまっています。

甘えから抜け出すヒント〜自分事として向き合う第一歩〜

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

無意識な甘えの連鎖から抜け出すには、“お金の現実”に向き合う意識改革が鍵になります

まずは一度収支を正確に把握し、目標となる老後資金額を具体的に知ることが重要です。また、将来設計は早いうちから家族と話し合うことが望ましいでしょう。意外に思われるかもしれませんが、家計の問題は“話題にしにくい”ことが多く、だからこそ見ないふりをしてしまうケースが目立ちます。

さらに、年に一度は老後資金の見直しやライフプラン相談を受けてみる方法も。ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することで、自分たちの甘えや見逃しを客観的に把握するという方法もあります。このようなステップは、お金にルーズな習慣を断ち切り、安心できる将来への備えにつながるでしょう。

“お金の甘え”を見直して迎える「安心できる未来」

お金に対する無自覚な甘えは、老後の不安を自ら大きくしてしまう一因とも言えます。「まだ大丈夫」という安心感や、「振り返りが面倒」という日常の積み重ねが、老後資金不足につながります。

しかし、気づいたときが変わるチャンスです。家計の見直しや将来設計を適度に意識し、具体的な数字や計画をもとに動き出すことで、不安を減らす道が見えてくるでしょう。大切なのは、無理のない範囲で進めることです。“自分のペース”をつかみながら、計画を立てていきましょう。


監修者:中川 佳人(なかがわ よしと)

金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。
専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。