３０代前後のキャストが魅せる“疑うことから始まる”ミステリー　秋クールで放送される日テレの“新たな挑戦”

数多くの考察ドラマを生み出してきた日本テレビドラマで、秋クールに新たな考察ミステリードラマが誕生する。『良いこと悪いこと』は、間宮祥太朗を主演に、芸人や声優もキャストに加えたバリエーション豊かなメンバーが不審な殺人事件に巻き込まれていく展開のドラマだ。

制作発表時は、プロフィール帳が公開

8月末の本作の制作発表時、キャストの顔がプロフィール帳で隠されていた。プロフィール帳のデザインには、どこか懐かしさがあり、平成時代を思い起こさせる。

そんな制作発表と連動するように、本作の登場人物たちは平成を小学生として生きた世代。彼らが大人になってからの物語が紡がれる。同窓会で再会した小学生の同級生たちが、タイムカプセルから見つけた卒業アルバム。そして、同級生が不審な死を遂げ、連続殺人事件が始まる。

殺されることを恐れながらも、犯人は誰なのか、かつての同級生を疑う。考察しがいのあるノンストップミステリーでありながら、極限の心理状態を楽しむことができるドラマになりそうだ。

間宮祥太朗と新木優子がバディに！共演には、剛力彩芽や稲葉友、水川かたまり、木村昴など

間宮が演じる主人公・高木将と共に、事件を調べていくのは新木優子が演じる美人記者・猿橋園子だ。園子は、事件の犯人に疑われたくないという思いがあり、真相を突き止めるべく事件を追っていく。

高木と園子と共に事件に巻き込まれる登場人物たちには、剛力彩芽や稲葉友、工藤阿須加、藤間爽子などが揃う。それぞれに高い演技力を持ち、特にミステリードラマやサスペンスドラマで活躍したことのあるメンバーだ。事件に巻き込まれた末に、彼らがどんな表情を見せるのかが、ドラマの見応えに直結するだろう。

また、芸人である水川かたまり（空気階段）、声優である木村昴も出演。どちらもドラマでの演技経験があるが、考察ミステリーでどんな立ち回りを見せるかは未知数の部分もある。これまでの作品とは異なる彩りを添えてくれるだろう。

また、演出には、ドラマ『だが、情熱はある』（日本テレビ系）の狩山俊輔、『街並み照らすヤツら』（日本テレビ系）の長野晋也、映画『笑いのカイブツ』の滝本憲吾が揃う。脚本は『こんなところで裏切り飯』のガクカワサキ、プロデューサーには『GO HOME ～警視庁身元不明人相談室～』の鈴木将大と、これまでの日本テレビの考察ドラマとは異なるスタッフ陣が制作を担当する。

新しいチームが制作し、30代前後のキャストが揃った考察ミステリー。日本テレビの考察ドラマに新たな歴史を刻んでくれるだろう。

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日本テレビ系『良いこと悪いこと』 2025年10月11日（土）21:00スタート

ライター：古澤椋子
ドラマや映画コラム、インタビュー、イベントレポートなどを執筆するライター。ドラマ・映画・アニメ・漫画とともに育つ。
X（旧Twitter）：@k_ar0202