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生理痛、むくみ、冷え…女性が抱える不調にアプローチする食材をチェック!【薬膳レシピ】

  • 2025.8.16

猛暑の夏で不調が出やすいこの時期こそ、体を整えてくれる薬膳料理にチャレンジ。まずは夏の疲れに効く食材をチェック!

夏の疲れに効く食材をList up!

出典: 美人百花.com

夏バテには…甘酒、梅干し

甘酒は夏バテでエネルギーがなくなり、だるくなった体の栄養補給に最適。食欲がないときでも少量で元気にしてくれる働きが。梅干しは、夏バテで弱った胃を回復に導く効果が期待できます。

自律神経の乱れには…あさり、柑橘類

西洋栄養学でもカルシウムが多い食材は、精神安定になるといわれ、あさりなどの貝類は、自律神経の乱れを整える効果が。また柑橘類は、気の巡りを良くするので、ストレスが溜まっているときに最適。皮と果汁を一緒に取るのがおすすめ。

冷え・むくみには…枝豆、しょうが

枝豆は体を冷やすことなく食べられて腎に働き、利尿作用で体のむくみを取ってくれます。しょうがも体を温める食材として最適です。

疲労感・眠気には…長芋、さつまいも

疲労は気が少なくなると疲れたり、だるくなったり、朝起きにくくなる要因に。気を補うさつまいもや長芋などの芋類がおすすめです。

便秘には…ごぼう、こんにゃく

不溶性と水溶性のどちらも含むごぼうと、不溶性食物繊維のこんにゃくは便秘解消に効果的。どちらかに偏ると逆に便秘になったり、下痢になることもあるのでバランスよく摂取を。

たるみ・くすみには…黒ごま、白ごま

黒ごまは、血の巡りをよくして肌のくすみを取り、白ごまは、潤いをもたらす働きがあるので、乾燥によるたるみやシワに効果的です。

立ちくらみ・めまい…黒ごま、黒豆

貧血が原因の立ちくらみやめまいには「黒・赤・緑」など、色の濃い食材が最適。黒ごまは少量でも効果的。黒豆やカシューナッツは腎を補い血を生成。

シミ・日焼け…玉ねぎ、なす

シミや日焼けは、血液の流れが悪くなる瘀血により、引き起こされる不調なので血の巡りを良くし、流れを良くするなすや玉ねぎがおすすめです。

頭痛…大葉(冷えて起こる頭痛に)、枝豆(低気圧で起こる頭痛に)、セロリ(ストレスで起こる頭痛に)

セロリは、気が昇ってイライラしているときに、気を降ろしてくれる働きがあります。枝豆は水が溜まって頭痛になっているときに効果的。体が冷えて起こる頭痛には大葉を選びましょう。

生理痛・生理不順…れんこん、チンゲン菜

血の巡りを良くしてくれるチンゲン菜やれんこんは、血が滞り、冷えて引き起こされる生理痛や生理不順におすすめの食材です。

教えてくれたのは…

薬膳・発酵料理家 山田奈美さん

出典: 美人百花.com

国際中医学師。東京薬膳研究所の武鈴子氏に師事し、薬膳理論について学ぶ。和食薬膳を主とし、雑誌やWEBなどでレシピ考案・制作をするほか、和風薬膳や発酵料理を学べる料理教室を主宰。著書に『からだが整う一汁一菜』(主婦と生活社発行)など多数。

掲載:美人百花2025年9月号「夏の疲れにゆる薬膳レシピ」

料理/山田奈美 撮影/福井裕子 スタイリング/木村遥 構成・文/長谷川稚渚 文/池戸里奈 再構成/美人百花.com編集部

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