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「フリーだって言ってました」→目の前でかけられたLINE通話で、二人の女性を同時に失った話

  • 2026.3.16
ハウコレ

彼女が目の前でLINE通話をかけた、あの瞬間。それが、自分の嘘で塗り固めた世界が崩れた瞬間でした。

「バレなければ大丈夫」という麻痺

最初から浮気をするつもりだったわけではありません。会社の後輩との飲み会で意気投合し、「また行きましょう」が「今度は二人で」に変わり、気づけば毎週のように会う関係になっていました。

彼女がいることは伝えていませんでした。正確には、「言わなかった」のです。

自分の中では、「バレなければ誰も傷つかない」という都合のいい理屈ができあがっていました。彼女に疑われるたびに「ただの後輩」と言い張り、それでも追及されると「信じられないなら別れる?」と逆ギレして話を終わらせる。

それを繰り返すうちに、嘘をつくことへの罪悪感は薄れていきました。

通話が繋がった30秒

あの日、彼女が「その後輩さん、本当にただの後輩なんだよね?」と言ったとき、嫌な予感がしました。次の瞬間、彼女は俺のスマホを取り上げ、画面に表示されていた後輩の名前を開き、そのままLINE通話をかけました。「切れ!」と叫ぶことしかできませんでした。

電話がつながり、彼女が 「はじめまして。彼の彼女です」と名乗った瞬間、すべてが終わったとわかりました。

電話口から聞こえたのは、「彼女……?彼、フリーだって言ってました」その言葉で、積み重ねてきた嘘が一気に崩れました。さらに、「え、待って、全然知らなかった。本当にごめんなさい」という声。「今日で連絡先を消します」。その一言で電話は切れました。

自分の嘘のせいで、二人を向き合わせ、傷つけている。電話が切れたあと、彼女は何も言いませんでした。怒鳴ることもなく、何も言わずにこちらを見ていました。その目は怒りではなく、完全な諦めでした。

二人いたのに、誰もいなくなった

その夜、彼女は荷物をまとめて出ていきました。引き止めましたが、振り向いてくれませんでした。

後輩に連絡を取ろうとしましたが、すでにブロックされていました。一晩で、二人の女性を同時に失いました。

当然の結果です。それでも最初に浮かんだのは、「どうしてあんな電話をかけたんだ」という身勝手な怒りでした。自分がどれだけ卑怯だったのか、まだ理解していなかったのです。

そして…

数日後、彼女の友人から聞きました。「彼女は疑うのが辛くて何度も泣いてた。それでも信じようとしてた」

その言葉で、ようやく気づきました。「信じられないなら別れる?」と突き放すたびに、彼女は傷つきながら、それでも信じようとしていたのだと。

「バレなければ誰も傷つかない」一番その嘘に騙されていたのは、自分でした。

彼女も、後輩も、すでに傷ついていた。そして最後に残ったのは、誰もいない部屋と、自分の嘘だけでした。

あの30秒の通話は、すべてを失った時間であり、自分の未熟さを突きつけられた時間でもありました。

(20代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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