1. トップ
  2. 大人が意外とわからない算数「9の倍数はどれ?」→《14142、27315、31415》

大人が意外とわからない算数「9の倍数はどれ?」→《14142、27315、31415》

  • 2025.10.5
undefined

「倍数」は小学校の算数で学習します。一桁や二桁の数であれば、倍数の確認はそこまで難しくないかもしれませんが、桁が大きくなると難しいですよね。

そこで今回は、9の倍数を簡単に見分ける方法をご紹介します。

問題

次の中から9の倍数を見つけなさい。
A. 14142
B. 27315
C. 31415

すべて5桁の数字です。地道にひとつずつ9で割っていけば正解できますが、ちょっと大変です。

もっと簡単に判別する方法があるのでしょうか?

解説

今回の正解は「B. 27315」です。
(27315÷9=3035と割り切れます)

実は、9の倍数かどうかは、各桁の数字を足すだけで判別可能です。

これを「9の倍数の判定法」といいます。

9の倍数の判定法
各桁の数字の和が9の倍数であれば、その数自体も9の倍数である

このルールをもとに、実際に判定してみましょう。

A.14142
1+4+1+4+2=12
→12は9の倍数でないので、14142は9の倍数ではない

B.27315
2+7+3+1+5=18
18は9の倍数なので、27315は9の倍数である

C.31415
3+1+4+1+5=14
→14は9の倍数でないので、31415は9の倍数ではない

とてもシンプルな方法で、9の倍数かどうかがすぐに分かりますね。

ちなみに、3の倍数の判定も同じ考え方です。
(各桁の数字の合計が3の倍数なら、その数も3の倍数です)

数学的な証明

少し高度になりますが、この法則が成り立つ理由も確認してみましょう。
ここでは3桁の数を例に説明します。

たとえば、3桁の数を

一の位をa、
十の位をb、
百の位をc、

とした場合、その数は次のように表せます。

a+10b+100c

この式を変形していくと…

a+10b+100c
=a+(b+9b)+(c+99c)
=a+b+c+(9b+99c)
=(a+b+c)+9(b+11c)

つまり、9(b+11c)は9で割り切ることができるので、「a+b+c」が9の倍数なら、元の数も9の倍数になることがわかります。

まとめ

倍数の判定は、実はコンピュータ科学などで利用されており、数学では非常に重要です。

他の数の倍数の判定法もあるので、興味のある方はぜひ調べてみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


もう一問挑戦!

大人が意外とわからない算数「12345、23456、34567」→4の倍数はどれ?
大人が意外とわからない算数「12345、23456、34567」→4の倍数はどれ?