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100万円貯まったら…『タンス貯金』はもったいない!→お金のプロが教える“賢い管理方法”とは

  • 2025.9.8
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さんは「100万円貯まったらどうしよう?」と考えたことはありませんか?家のタンスや引き出しに現金をため込む“タンス貯金”は安心感がある反面、実はもったいないお金の管理法だといわれています。物理的に安全に見えても、リスクや機会損失が多いのが現実なんです。本記事では、お金のプロが教える効率的な管理方法をご紹介。100万円をただ寝かせておくのではなく、賢く活用してあなたの資産形成に役立ててみませんか?

なぜタンス貯金はもったいない?お金の本当の“価値”を考えよう

まず、よくある疑問として「タンス貯金は安全じゃないの?」という声が聞こえてきそうです。確かに現金を手元に置くとすぐ使える安心感はありますが、インフレや盗難、紛失のリスクを無視できません。また、お金は持っているだけでは増えず、時間が経つごとに「価値が目減りする」ことも知っておきたいポイントです。

物価が上がると同じ1万円でも購入できる品物が少なくなります。現金をタンスに眠らせておくと、このインフレに負けて実質的な資産価値が削られてしまいます。

現金を手元に置いておくと、安心感は得られるものの、投資や預金に回していれば、受け取れた利子や配当、運用益を逃してしまいます。つまり、ただ貯金しているつもりが、実はお金を“減らしている”状態とも言えるのです。これが「もったいない」と言われる最大の理由ですね。

お金のプロがすすめる!100万円の賢い管理方法とは?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

お金の増やし方や管理方法は人それぞれですが、プロが共通しておすすめするのは「リスク分散」と「運用をはじめること」です。手元に100万円貯まったら、まずは貯蓄と運用に適度に配分するのが賢明です。

具体的には、いざという時に備えて、生活費の3〜6か月分は普通預金で確保しましょう。残りは安全性の高い金融商品や資産運用に回すことがポイント。例えば、低リスクの定期預金や社債、国債、またはリスク許容度に応じて投資信託やETF(上場投資信託)での運用も選択肢に入ります。現在は証券会社によっては口座開設や積立投資がスマホで簡単にできます。初心者でも始めやすい環境が整っています。

また、家計管理はアプリで見える化し、収支バランスや貯蓄率を把握した上で「貯める」「増やす」「見直す」のプロセスを繰り返すことが重要です。こうした習慣が将来の資産形成に大きく役立ちます。

まとめ:100万円貯まったら、タンス貯金からステップアップを!

タンス貯金は物理的な安心感こそあれど、お金の価値を守り増やすには不十分です。インフレやリスクを考えると、現金は適度に手元に置きつつ、金融商品や投資で賢く運用することが非常に大切になるでしょう。100万円というまとまった資金は、あらたな資産運用のスタート地点として絶好のチャンスです。

今や資産運用は一部の人だけでなく、誰もが取り組むべき時代。まずは小さな一歩から始めてみましょう。資産を賢く管理・運用することで、現金を眠らせておくよりも、「将来の安心」や「目標達成」に大きくつながります。


監修者:石坂貴史

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証券会社IFA、2級FP技能士、AFP、マネーシップス運営代表者。1,000件以上の金融関連の記事制作、校正・監修を手掛けています。金融、経済、不動産、保険、相続分野が専門。お金の運用やライフプランの相談において、ポートフォリオ理論と行動経済学を基盤にサポートいたします。

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