「何を言ってるかわからない」進路を巡り親子が衝突…母の押し付けに娘「私はママの奴隷じゃない！」

病棟で看護師をしている、ぱれちに（ぱれちにっき）さん。仕事のかたわら、医療従事者向け、主に看護師向けの漫画を描き、ブログで発信しています。

田中はなさんは、母親の厳しい期待と日常の中で、いつも自分の気持ちに蓋をして生きてきました。幼い頃から母親の言葉に一喜一憂し、自分の気持ちよりも母の望みに応えることが当たり前の日々。そんなはなさんの成長と葛藤が、丁寧に描かれています。

親の期待と自分の気持ち

田中はなさんは、早くから母親の期待を背負い、家では常に母親と行動を共にする日々を送っていました。学校でも成績は常に上位を維持し、周囲からは努力家として見られていますが、その努力の裏には「母親の言いつけを守らなければならない」という強いプレッシャーが存在しています。

はなさんには友人の清瀬さんができ、互いに似たような家庭環境に共感しあうものの、清瀬さんは心の奥底では「本当に自分がやりたいこと」を探し続けていました。母親は、清瀬さんに医者の道を強く望み、少しでも成績が落ちると厳しい言葉を浴びせます。やがて、清瀬さんは「自分のやりたいことがわからない」と悩みながらも、母親に逆らえず医学部を目指します。

高校卒業後、はなさんは医学部に合格。しかし、清瀬さんは不合格でした。清瀬さんが心の中に芽生えた「看護師になりたい」という思いを母親に伝えたとき、母親はその希望を受け入れず、否定的な態度を示します。清瀬さんは涙ながらに「自分の行きたい道に進みたい」と訴え、ついに家を飛び出す決意をします。母親の厳しい管理のもとで育ちながらも、清瀬さんが自分自身の気持ちに向き合い始める姿が印象的です。

ブログ：ぱれちに（ぱれちにっき）

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