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新生セリーヌ、フィービー・ファイロ期の名作アイコンバッグ「ラゲージ」をモダンに復刻!

  • 2025.7.9

7月6日(現地時間)、遂にベールを脱いだ新アーティスティック・ディレクターのマイケル・ライダーが率いる新生セリーヌCELINE)。 ライダーが手がけた全72ルックは、“服は一瞬を切り取るだけでなく、着る人の人生の一部となる”という考えに基づいたタイムレスなデザインが揃っている。

ショーが配信されるや否や、SNS上ではインフルエンサーたちが、前任者のエディ・スリマンフィービー・ファイロ時代の“OLD CÉLINE”によるデザインを突き合わせて比較するなど盛り上がりを見せている。

ライダーは、ニコラ・ジェスキエールとともにバレンシアガBALENCIAGA)でファッションのキャリアをスタートさせ、セリーヌでフィービー・ファイロと共に10年間デザイン・ディレクターとして活躍。近年は、ポロ・ラルフローレンPOLO RALPH LAUREN)のクリエイティブ・ディレクターを務めていた。

今季ライダーは、過去のアーカイブを丁寧に掘り起こし、それらを独自の解釈で今の時代に合う世界観に落とし込んでいるが、フィービー・ファイロ期のデザインをこよなく愛する人々は、アイコンバッグとして人気を博したバッグ「ラゲージ」の復活に胸を熱くしたはずだ。

2009年に誕生した永遠のイットバッグ「ラゲージ」

クロコスタンプカーフスキンを使用した「ラゲージ ファントム」。2011年プレフォールコレクションより。 Photo_ Courtesy of Celine
クロコスタンプカーフスキンを使用した「ラゲージ ファントム」。2011年プレフォールコレクションより。 Photo: Courtesy of Celine

「ラゲージ」は2009年の誕生以来、様々なマテリアルでフィービー・ファイロ期のセリーヌを象徴していたバッグ。ナノ、マイクロ、ミニ、ミディアム、ファントムなど豊富なサイズ展開も魅力で、世界中の女性たちの支持を得ていた。

今シーズン、ライダーが復活させた「ラゲージ」は、マチが広がった横長サイズ。新たに、バッグのトップ部分を覆うフラップも加わり、以前よりフォーマルな印象が高まっている。このフラップは中身が見えないため防犯上も安心なデザインで、使い勝手が良さそうだ。

さらに、フロント部分に配したポケットに、にっこりと微笑む“スマイルマーク”を連想させる遊び心たっぷりのデザインを配したものも登場。一見、フィービー・ファイロ期から大きなデザイン変更がないように見えるが、新作の「ラゲージ」には計算され尽くした引き算の美学が感じられる。このバッグが再びアイコンバッグとして、人々のワードローブに加わることは確実だ。

Photos: Courtesy of CELINE, Gorunway.com

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