【大人の船旅】豪華な英国式の食事やアフタヌーン・ティーに舌鼓！「クイーン・エリザベス」の気になるグルメをレポート！

伝統と格式を誇る英国生まれの豪華客船「クイーン・エリザベス」。

まるでクラシックホテルのような船内で贅沢な時間を過ごしながら移動もできるという、旅好きな人にとってはコスト面、タイムマネージメント面でも抜群にいいのが船旅。
3回にわたって紹介する体験レポートの第２回は、気になる豪華客船内のグルメ情報についてです。

優雅で本格的な英国式アフタヌーン・ティーの時間が毎日堪能できる！ 格別のバータイムにも注目

前回紹介した船内の「クイーンズ・ルーム」では、毎日アフタヌーン・ティーが開催されます。なかでも人気なのが、15時からスタートする回。

音楽とともに正装したホールスタッフたちが列をなして登場し、各テーブルをまわるというセレモニーがあるのはこの時間だけなのです。

伝統的なアフタヌーン・ティーを味わえる貴重な体験ができるとあって、30分前から座席をキープしている人たちがいるほど。

紅茶がサーブされた後に続くのは、サンドイッチなどの軽食とデザート。それぞれ美しくトレーに並んだ姿に釘付けになり、迷ってしまうほど種類が豊富です。

最後にサーブされるのがスコーン。クロテッドクリームとジャムでいただきます。海を見ながらいただく本格的なアフタヌーン・ティーに気分が高まります。ちなみに、イギリスといえばフィッシュ&チップスも有名ですね。もちろん、そちらも船内でいただけます。

「ゴールデン・ライオン」は、ランチもバータイムも楽しめるカジュアルなパブ。カリッと上がった魚のフライとポテトに香ばしく焼き目をつけたレモンとディップが添えられています。

パブで人気なのが、キュナードオリジナルのクラフトビール。英国式のハンドポンプからリアルエールを注いでくれます。缶のタイプも販売しているので、こちらはお土産にぜひ。

お酒つながりでご紹介したいのが「ミッドシップス・バー」。

ビールやカクテル、ジン、ワインなど船内とは思えないほどのラインナップを誇ります。食前や食後にさっと立ち寄ってカクテルを飲んでいる人がたくさん。なかでもおすすめは、オリジナルのジン。キュナードにはクイーン・エリザベスの他に３隻の客船があり、それぞれをイメージしたオリジナルのジンがあり、こちらのバーでは「ベストな飲み方」というジン&フィズを飲むことができるのです。ちなみにジンは、小さなボトルでも販売されていて船旅の思い出としてもおすすめです。

さらに2025年の春にリニューアルしたバー「コモドアー・クラブ」も注目です。毎晩ピアノの生演奏がある大人な雰囲気。コモドアーとはキャプテンに与えられる海軍の階級で、キュナード伝説の７人のコモドアーをイメージして作られたカクテルを楽しめます。

グルテンフリーにも対応する豊富なラインナップの食事は、食べ逃さぬように万全の計画を立てるべし

船内で食事ができる場所は、レストランやカフェ、ラウンジ、バーなど多岐に渡ります。船旅の料金には、料理とお酒以外のドリンク類が含まれているので（一部のレストランと料理は追加料金あり）、営業時間内であれば何をどこで食べてもOKです。

朝食からディナーまで楽しめる「ブリタニア・レストラン」は、２フロアにわたって吹き抜けのスペースがある豪華なスペース。英国式ブレックファーストやパスタ、夜には前菜やメイン、デザートを自由に組み合わせられるコースまで揃っています。

朝から夜遅くまで営業しているのが「リド・レストラン」。ビュッフェ形式で英国式ブレックファーストからサラダ、肉・魚料理、和食まで多種多様な料理が並びます。目の前で生地から手作りし、トッピングを自由に選べるピザも。

船尾のプールサイドにある「リド・グリル」は、開放感あるデッキで食事ができます。具材を自由に選べるハンバーガーがおすすめ。

船首側にあるプールそばの「ウェルネス・カフェ」は、今年の春に新登場。ライフスタイル誌ハーパース・バザーとのパートナーシップによるメニューで、植物由来の料理や持続可能な方法で調達された肉、魚、乳製品を使用しているのだそう。

シックで重厚感のある雰囲気の「カフェ・カリンシア」でいただけるランチはオープンフェイスサンドイッチ。ローストビーフやスモークサーモン、マッシュルームパテなど目にも楽しいメニューです。マシュマロやチョコレートが添えられたホットチョコレートも隠れた名物。

そして、意外と外せないのがルームサービス。朝食から夜食まで24時間いつでも注文できるうえ、ルームサービスにしかないメニューがあるほどの充実ぶりです。ぜひチェックを忘れずに。


アフタヌーンティーを楽しむなら昼食は軽めに。プールで泳いだあとはデッキでハンバーガーをがぶり。ドレスアップした夜はレストランを予約してゆったりコースを。その日の過ごし方に合わせて食事を選んでいると、あれもこれもと迷ってしまうこと必至。食べ逃さぬように万全の計画を立てることをおすすめします。

撮影・文／晴山香織

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

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