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梅雨の北鎌倉でねりきり細工&お抹茶体験-前編-【湘南通信】

  • 2025.6.20

北鎌倉の古民家で和菓子づくりに挑戦! 『kominka.』

6月、紫陽花を見に多くの人が訪れる鎌倉。でも実は、室内でも鎌倉らしさを味わえる場所があるのです。今回は、雨の日でも暑い日でも快適に楽しめる『和菓子づくり体験』をご紹介します。

JR北鎌倉駅の臨時口から、線路沿いを大船駅方向へ歩くこと5〜6分。大きな白いタペストリーが目印のこちらが、和文化の体験施設『kominka.』です。
オーナーの三ツ木皓子さんは、以前ねりきりづくりを体験して、その楽しさと奥深さにたちまち魅了されたと言います。「その場でできるという達成感と、食べてすぐなくなってしまう儚さが自分に刺さったんですね。ねりきりづくりだけでなく、空間や雰囲気も楽しめるところを作りたい、と思って2022年1月にオープンしました」
ちなみにねりきりとは、白餡にぎゅうひなどのつなぎを加えて練り上げたもの。季節の草花や風景などを表現した、美しく繊細な和菓子です。

まずは『手毬』に挑戦

難易度が異なる3つのデザインから1種類を選びます。本来は1種類を2個作りますが、今回は撮影のため特別に2種類を1個ずつ作らせていただきます。
体験するのは編集M。一番簡単な『パンダ』は小さなお子さんでも作れるデザインだそうなので、二番目に難しい『手毬』に挑戦します。用意されているのは白、ピンク、青のねりきり6個と白餡1個、途中で使う三角べら、おてふき。必要なものは全て揃っているので、手ぶらで体験できるのも嬉しいポイントです。
手をきれいに洗ってから、いよいよ体験スタートです!

3色のねりきり生地を、色を互い違いにしてドーナツ状に丸く並べます。

指の腹でそっと押して、生地を中心に寄せます。

手のひらに置き、真ん中に白餡を乗せます。

生地を指で少しずつ伸ばしながら、白餡を包み込みます。「え?生地伸びます?」と最初は不安げな編集Mでしたが、やっていくうちにコツをつかんだようです。包み終えたら、両手のひらでくるくるして形を整えます。このあと三角べらで線をつける際に多少押しつぶしてしまうので、最終的に丸くなるよう、ここではやや縦長を意識するのがコツだとか。

上下を逆さまにして手に乗せ、三角べらで線を入れていきます。まず色の境目に、そのあとは1色をそれぞれ四等分するように。「生地が柔らかいので、ちょっと力が入ると線が深くなっちゃう。そっとあてる力加減が難しいです」と編集M。

最後に、この季節らしく雨粒のきらめきをイメージした銀箔を真ん中に乗せます。ちょっとしたポイントですが、お菓子がぐっと締まります。

完成〜〜〜!「初めてとは思えないほど、上手に作れていますね!」とスタッフに褒められて、満足げな編集M。「我が子のようです」

左がお手本、右が編集Mの力作。並べて見ると若干形のゆがみはありますが、なかなか上出来ではないでしょうか。

次回は、今回の3種類の中で最も難易度の高い「紫陽花」に挑戦します。果たして編集Mはうまく作れるのでしょうか?乞うご期待!

この記事を書いた人

ライター 髙橋千恵子

髙橋千恵子

東京生まれ、東京育ち。子どもの頃、夏休みの度に過ごした湘南へ2018年に引っ越し。軽いお試し移住のつもりが、湘南の魅力にハマって早6年。海や山が近く、人も時間もゆったりとした環境で、ネコと暮らしています。ライターとしての専門は美容。

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