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【毒親】どんな親でも子どもは愛されたい!「生まれてこなければよかったのかもしれない」大人になっても自分を責めてしまう【インタビュー】

  • 2026.3.19

「産まなきゃよかった」と親から言われ、子どもながら言われた言葉にショックを受けた。「親さえまともだったら、こんな人生にはならなかった」「奪われた時間を返してほしい」「もう取り返しがつかない」「私は望まれていないんだ」「生まれてきちゃダメだったんだ…」と、自分の存在を否定する日々を過ごした。そんな過去を描く、尾持トモ(@o0omotitomo0o)さんの『産まなきゃよかった』を紹介するとともに、制作の想いを聞く。※本作にはセンシティブな表現が含まれています。閲覧にはご注意ください。

「じゃあ、なんで私を産んだの?」と涙した夜

『産まなきゃよかった』05 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』05 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』03 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』03 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』04 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』04 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)

毒親育ちの子どもは、大人になっても親に言われた言葉や態度を引きずってしまう。尾持さんもそうだった。「時折、『生まれてこなければよかったのかもしれない』『お父さんお母さん、私なんかが生まれてしまってごめん』と、思ってしまうことがあります」と言う。「産まなきゃよかった」と親から言われた言葉を思い出しては、「じゃあ、なんで私を産んだの?」と涙した夜もあった。「長い間そう思ってきました。この漫画には、“生まれてきてよかったと言える日が来てほしい”“子どもも大人も守られる世の中であってほしい”という想いを込めています」と尾持さんは、同じ人が抱える闇に焦点を当てて描いたという。

『産まなきゃよかった』09 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』09 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』10 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』10 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』11 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』11 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)

もちろん、作品を描くまでに葛藤もあったという。「作品にすること自体が私にとってもひとつの解毒作業でした。『いつまで幼少期のことを言っているの?』『甘えるな』そんな言葉を向けられるのではないかと怖かった気持ちもあって、正直、とても迷いました。でも、同じように苦しんでいる方々が確実にいて、その人たちに届いてほしいという気持ちが勝ちました」

『産まなきゃよかった』13 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』13 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』14 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』14 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)

漫画を描く原動力になったのは、「幼少期から抱えてきた家庭環境の傷」に対して、「大人になっても過去の傷がふと疼き『いい歳して、まだこんなことで病んでいるなんて…』と、自分を責め続ける日々があった」からだという。「でも、きっと同じように“もういい大人なのに、幼少期受けた親の言葉を引きずってしまう自分”を責めている人は、ほかにもいると思ったんです。そんな方に『あなただけじゃない』と伝えたくて、描き始めました」と話す。

『産まなきゃよかった』15 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』15 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』16 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)
『産まなきゃよかった』16 画像提供:尾持トモ(@o0omotitomo0o)

SNSに投稿した結果、「予想より多くの、優しいコメントやDMをいただきました。『私も同じ経験をした』という声も本当に多かったです」と、読者からの声が励みになったという。「もちろん、想像していたようなつらいコメントもありました。でも、そんな中である読者さんが『生まれてきてごめんなさい、と親に思うあなたは、それだけで優しすぎる。生きる価値がある人間です』と伝えてくださったんです。その言葉が胸に強く残りました。私が頂いたこの言葉を、今まさに『生まれてこなければよかった』と苦しんでいる人にも届けたい。“あなたは生きていていい人なんだ”ということを、作品とともに共有したいと思っています」いつまで忘れられない親の言葉。「大人になっても心は傷だらけのままなんだ…」そう気づかされた尾持さんは、漫画を通して少しづつ前を向いて歩こうとしている。

取材協力:尾持トモ(@o0omotitomo0o)

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