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大人が意外と間違える算数「10kmの道のりを時速12kmで走ったら…」→何分かかる?

  • 2025.8.1
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算数・数学の中でも「速さ」は苦手意識を持つ人が多い単元のひとつです。

これは公式を丸暗記し、正しく「速さの意味」を理解できていないからかもしれません。

今回は、「速さ」の問題に挑戦し、正しい理解ができているか確認しましょう。

問題

10kmの道のりを時速12kmで走ると、何分かかりますか

単位に気をつけて計算をしましょう。

解説

今回の問題の答えは「50分」です。

どのように考えるのかを順に解説をしていきます。

「時速12km」とは、「1時間で12km進む速さ」という意味です。

つまり、12kmの道のりを走るなら1時間かかります(12km÷12km/h=1時間)。

同じ速さで
24kmを走るなら2時間(24÷12=2)
36kmを走るなら3時間(36÷12=3)

このように、「道のり÷速さ」でかかる時間が求められることが分かります。

したがって今回の計算は、

10÷12
=10/12
=5/6
(小数では割り切れないため、分数で表します)

つまり「5/6時間」かかるということになります。

次に「5/6時間」を「分」に変換しましょう。

1時間=60分ですから、
5/6時間
=(5/6)×60
=50分

したがって、答えは「50」になります。

まとめ

正しい答えを求めることができたでしょうか。

速さの問題では、単位変換に注意して計算を進めなければいけません。

公式を丸暗記するのではなく「速さの意味」を考えるようにしましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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