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【吉川千明さん60代からの挑戦】山登り初心者にもおすすめのトレッキングシューズとは? 「65歳、山登りをはじめました。」

  • 2025.6.12

月刊誌『素敵なあの人』の公式ブロガーの日常を綴った素敵ブログ。
今回は、美容家・吉川千明さんが最近始めたという山登り。その第一歩ともいえる「靴選び」についてご紹介します。


靴だけは、ケガにつながりますから「いまあるもので。」とはいきません。トレッキング初心者の私が、最初に向き合ったのは「靴選び」でした。 8月末に上高地を歩く約束がある私は、いま、週に一度、練習を重ねています。そんな私にぴったりの一足を選んでくれたのは、前回も書きました安曇野・穂高駅近くの小さな山のセレクトショップ、トレックフォーゲルさんです。正直、沼にハマりそう!機能がよくてセンスの良い製品が集めてあります。  

トレックフォーゲルは、安曇野の穂高駅前にある山のお店。ご夫婦で営まれていて、奥様のミネさんの明るい笑顔に元気をもらいます。わたしの山の先生です。

初心者の靴選び、何が大事なの?

山の靴にも、上級者向けから初心者向けまで、さまざまなブランドやシリーズがあります。重い荷物を背負う登山用、スピードを求めるトレイルラン用、軽快なハイキング用。
そんななかで、私にはこれが良いとすすめていただいたのが、アメリカのブランドALTRA(アルトラ)の「オリンパス」というシリーズでした。

① 必ず「試着」すること
トレックフォーゲルさんでは、お二人が厳選したものがぎゅっとセレクトしてありますが、見た目やブランドで決める前に、足に合うことが何より大切。
私は甲が薄く足も小さいとお伝えし、試着して調整の仕方まで丁寧に教えていただきました。

② 初心者こそ「厚底」
厚底は疲れない。

③ 足指が使えること /   靴底がフラットなこと
今回のALTRAのシューズの2つの特徴でもありますが、ひとつ目は足先が扇形に広い形状で、足指をしっかり使って地面を掴む感覚で歩くことができます。
ふたつ目の特徴は、踵とつま先の高さが同じなのです。日常生活や登山のような歩く行為にとって、本来あるべき適切な重心の位置を感じ、お尻や足の後ろ側の筋肉を適切に使って歩けるとのことでした。

ご主人からは、ALTRAの構造と足の動きについて詳しく説明していただきました。まさに足の専門家。

私が選んだのは、ミドルカットではなく――

初心者だからといって、重たいミドルカットのトレッキングシューズを選ぶ必要はないのだそうです。「ミドルカットが良いのでは?」という私に、「上高地なら、これで大丈夫」と太鼓判を押してくださったのが今回のALTRAでした。  

山の初心者、シニア組のわたしにぴったりのチョイスでした

そして、山と人とのご縁もはじまる

今回の靴選びをきっかけに、トレックフォーゲルの小林夫妻には、山歩きにもお誘いいただいています。初めての山は「霧ヶ峰」。まさに「ものの始め」にふさわしい、美しい風景と優しい山でした。 次は、八方尾根から白馬三山を眺めに行きます。美しいと評判の八方池も楽しみです。道具だけでなく、山との出会い、人とのつながりもまた、登山の魅力なのだと、少しずつ実感しています。

年齢を重ねたいまこそ、「最初から良い道具を選びたい」「体力を補うものは、道具に助けてもらいたい」そんな気持ちで靴を選びました。 後回しにして結局買い直すより、最初にちゃんと選び、丁寧に使いこなすこと。それが、これからの山歩きにも、人生にも、共通している気がします。

この記事を書いた人 吉川千明さん

NPO法人女性医療ネットワーク認定「女性の健康総合アドバイザー」、NPO法人更年期と加齢のヘルスケア認定「メノポーズカウンセラー」。 1997年にエステティックとコスメトロジーの国際団体C I D E S C Oにて、デュプロマを取得。植物療法や漢方などの造詣が深く、オーガニックコスメを日本で広げてきたナチュラルビューティの第一人者。また、メノポーズカウンセラーとして、更年期女性のカウンセリングも担当。この30年間に美容と更年期相談、合わせて1万人以上の女性たちの声を聴いている。 2020年、還暦とコロナを機に代官山のオフィスを閉じ、2025年から山梨県の清里を拠点に森の中での生活をスタート。 著書「閉経のホントがわかる本(集英社)」「美しくなる自然療法(主婦の友社)」「これからの暮らし方(エクスナレッジ)」ほか多数。

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