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ポーラ美術館でゴッホに再会。情熱の軌跡をたどる展覧会「ゴッホ・インパクト─生成する情熱」が開幕

  • 2025.5.29
フィンセント・ファン・ゴッホ《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》1888年 油彩/カンヴァス 46.8×51.3 cm ポーラ美術館
フィンセント・ファン・ゴッホ《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》1888年 油彩/カンヴァス 46.8×51.3 cm ポーラ美術館

箱根・ポーラ美術館では、開館以来初となるフィンセント・ファン・ゴッホをテーマにした展覧会「ゴッホ・インパクト─生成する情熱」を、2025年5月31日(土)から11月30日(日)まで開催する。本展は、ゴッホの芸術が後世に与えた影響に着目し、19世紀から現代までのさまざまな芸術家たちによる“情熱の変奏曲”を紐解く内容となっている。

フィンセント・ファン・ゴッホ《アザミの花》1890年 油彩/カンヴァス 40.8×33.6 cm ポーラ美術館
フィンセント・ファン・ゴッホ《アザミの花》1890年 油彩/カンヴァス 40.8×33.6 cm ポーラ美術館

展示では、ポーラ美術館が所蔵する《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》《草むら》《アザミの花》をはじめとするゴッホの作品3点に加え、ヴラマンクや岸田劉生、中村彝、森村泰昌、福田美蘭、桑久保徹、フィオナ・タンら、日本および世界各国のアーティストによるゴッホへのオマージュとも言える作品が一堂に会する。

明治期に巻き起こった日本での“ゴッホ・ブーム”から、昭和・平成・令和へと続くゴッホ受容の軌跡、そして現代の多様な表現へ。展覧会は、時代や国境を超えて生まれたゴッホの“インパクト”の広がりを立体的に描き出す。また、本展の開催に合わせて、同時開催企画として「ライアン・ガンダー:ユー・コンプリート・ミー」も展開される。

一人の画家が生涯をかけて描いた情熱が、いかにして他者の創作へと連鎖し続けるのか。芸術がもたらす魂の共鳴に触れる、貴重な機会をお見逃しなく。

フィンセント・ファン・ゴッホ《草むら》1889年 油彩/カンヴァス 45.1×48.8 cm ポーラ美術館
フィンセント・ファン・ゴッホ《草むら》1889年 油彩/カンヴァス 45.1×48.8 cm ポーラ美術館

ゴッホ・インパクト―生成する情熱

会期/2025年5月31日(土)〜11月30日(日)会期中無休

会場/ポーラ美術館 展示室1、2、3

住所/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285

開館時間/9:00〜17:00

入館料/大人¥2,200(シニア含む) 大学・高校生¥1,700 中学生以下

無料 障害者手帳をお持ちのご本人および付添者(1名まで)¥1,100※すべて税込 団体割引あり

Tel./0460-84-2111

https://www.polamuseum.or.jp/sp/vangogh2025/

Text: Makiko Yoshida

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