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工夫して5秒で計算してみて!「30−11−19」→暗算できる?

  • 2025.6.25
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今回は少し厄介な引き算を暗算で解けるように練習します。

計算が速いといわれる人が頭の中で行なっている計算の途中式をしっかり読み解いて、計算力アップを狙います。

これくらいの難易度の問題をサクサク解いていける計算力を身につけていきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
30−11−19

引き算を二回行うとミスが発生しやすくなってしまいます。では、どのような工夫をすればミスが減るでしょうか。

解説

この問題の答えは「0」です。計算スピードが速い人はどういった工夫をしているのでしょうか。

二回の引き算を一回にまとめる方法を使ってみましょう。

<引き算をまとめる方法>
・引き算をまとめるために、カッコを使う。その際、符号に注意する。
※カッコの前にマイナスがつくと、カッコの中の符号を逆にする。

では、問題の式を一つにまとめてみましょう。11と19をカッコで括ります。

  30−11−19
=30−(11+19)

19の前の符号がマイナスからプラスに変わったことに注目してください。こうすることで、引き算が二回の計算から足し算と引き算が一回ずつの計算になったので、計算ミスを減らせそうですね。

カッコの中から優先的に計算するので、先に足し算を計算します。

  30−(11+19)
=30−30
=0

左から一つずつ計算すると、

  30−11−19
=19−19
=0

となりますが、繰り下がりのある計算をするよりもカッコでまとめた方が計算しやすいですね。

まとめ

計算が楽になる方法でしたが、カッコをつけるタイミングで符号にだけ気をつけなければいけません。

30−11−19=30−(11−19)としてはいけないので、注意してくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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