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結局どれを入れたらいいの? 防災ポーチのおやつ選手権

  • 2025.5.26

防災ポーチにおやつは必須!

外出中に被災した場合に役立つ防災ポーチや防災ボトルには、おやつ(食べ物)が必須です。
災害が起こるといつものようにスムーズに食料が手に入るとは限りませんし、電車やエレベーターに閉じ込められてしまうケースも考えられます。

小さいポーチに入れるのでお腹がいっぱいになるような量は難しいですが、一時的に空腹を紛らわせるようなちょっとしたおやつは入れたいですね。

防災ポーチに入れるおやつ選手権

様々な媒体で防災ポーチに入れるお菓子としておすすめされているお菓子をいくつかピックアップして、どれが最適かを検討してみます。

ピックアップしたのは以下の6種類です。
・キャンディ
・チョコレート
・ようかん
・バータイプの栄養補助食品
・ビスケット
・ラムネ

それぞれを、①熱で変質しないか ②食べやすさ ③持ち運びやすさ ④カロリーの4つの観点から評価します。

防災ポーチは外で持ち歩くものなので、気温によっては食品が溶けてしまうこともあります。熱で変質しないかも大事な指標です。
そして、手を汚さずに食べられるか、パッケージが開けやすいか、といった食べやすさも重要です。
また、持ち運びやすいかどうかもチェックします。ポーチに入れるのであまり大きなものは不向きです。また、持ち運ぶ間に粉々になるようなものも扱いにくいですね。
最後の指標はカロリー。できるだけ高カロリーのもののほうが非常時の栄養補給としては優秀です。

ここからは、6種類のおやつを4つの指標で評価していきます。

キャンディ

飴類は、特に夏場は表面が溶けて袋にくっつき、取り出しにくくなることがよくあります。完全に溶けてしまうわけではないので、取り出すときのわずらわしさが気にならないなら問題なさそうです。小さいので持ち運びやすく、長い時間味を楽しめる点は良いですね。冬場の乾燥しやすい時季にはのどを潤すこともできます。

チョコレート

チョコレートは溶けやすさだけがマイナスポイントだと感じました。一粒あたりのカロリーも高いですし、私はチョコレート好きなので味で癒されそうです。チョコ好きな人は寒い時季だけでも入れておくと良いかもしれません。

ようかん

非常食のおやつとしても人気のようかん。写真の右は非常食の定番「井村屋 えいようかん」、左は「井村屋 片手で食べられる小さなようかん」です。私が防災ポーチに入れるなら、「片手で食べられる小さなようかん」のほうです。
パッケージの真ん中あたりをギュッと押すとようかんが上部から出てくる仕組みで、手を汚さずに食べられます。

ようかんは、甘さが強いので食べた後にお茶を飲みたくなります。「えいようかん」のサイズだと、食べきるころにはのどがカラカラになってしまいました。飲料水が貴重になる被災時は、その点がネックになるかもしれません。

バータイプの栄養補助食品

バータイプの栄養補助食品は栄養価が高く、カロリーもしっかりあって優秀な食品です。熱による変質もしにくいですが、やはり気になるのは大きさです。特に防災ボトルを使っていたり、今使っているポーチがパンパンだったりする場合は、入れるのが難しそうです。残念ながら私の防災ポーチには入りませんでした。

乾燥した食品なので、食べていると口の中が乾いて水分が欲しくなります。こちらも飲料水が貴重な被災時は少し気になるポイントになるかもしれません。

ビスケット

防災ポーチのお菓子におすすめされているのを見かけた「しるこサンド」を用意しました。乾パンより食べやすいですが、しっかり固さがあるので持ち運び時に砕ける心配は少なそうです。1枚ずつ個包装で軽く、熱による変質もあまりないと思われるので、夏の持ち運びに良さそうです。

ラムネ

ラムネは溶けにくいので夏場におすすめです。また、好きな子も多いので子どもの防災ポーチに入れると良さそうです。爽やかな甘さで口に風味が残らず、余分に水分が欲しくならない点も良いと思いました。甘さをしっかり感じるので、疲れたときにも元気が出そうですね。

どれが最適? 季節によって変えてもOK!

比較して検討してみた結果、私の防災ポーチには「しるこサンド」と「ラムネ」を入れることにしました。娘にもそれぞれの良い点と気になる点を伝えて、自分で選んでもらったところ、「ラムネ」と「飴」を入れることにしたようです。

あなたの防災ポーチに入れるおやつは?

どの食品にも良い点と気になる点がありました。味の好みもありますが、「変質しないか」「持ち運びやすいか」といった、防災ポーチに入れるものだからこそのポイントで考えてみると、いつもと違う視点でおやつを選ぶことができます。

お菓子売り場で「自分の防災ポーチに入れるなら」と選んでみると楽しいかもしれません。

<執筆者プロフィル>
シマサキアヤ
フリーランスライター

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