小数の割り算ってどうするんだっけ？！「1.3+3.2÷0.4」→正しく計算できる？

小学校では、整数、分数、小数と大きく分けて三つの種類の数を習ったと思います。分数か小数を難しいと感じる人は多いのではないでしょうか。

今回はそのうち、小数の計算方法をメインに復習していきましょう。

次の計算をしなさい。
1.3+3.2÷0.4

小数の足し算と割り算の問題ですね。

解説

この問題の答えは「9.3」です。

まず思い出さなければいけないのが、計算順序です。足し算と割り算のどちらを先に計算するべきだったでしょうか。

＜正しい計算順序＞
・先に掛け算と割り算の計算をする。
・次に足し算と引き算の計算をして、答えを出す。

この計算順序に則ると、「3.2÷0.4」を先に計算してその答えと1.3の足し算を計算するという流れですね。

では、小数どうしの割り算の計算はどのように計算するのだったでしょうか。

整数どうしなら計算できるので、小数を整数に直して割り算を進めていくようにします。

＜小数を含む割り算を整数に直す方法＞
・小数を10倍、100倍・・・としていくと、いずれ小数点が数の一番右に移動して整数になる。
※ただし、割られる数も割る数も同じ分だけ倍しなければいけない。

3.2と0.4はそれぞれ10倍することで32と4という整数に直すことができます。

つまり、

3.2÷0.4
=32÷4
=8

と計算することができました。

このことを踏まえて、残りの計算もしていきましょう。

1.3+3.2÷0.4
=1.3+8
=9.3

となりました。

小数の足し算や引き算では、小数点の位置を合わせて計算しましょう。

小数はそのままでは計算しにくいので、整数に直すことがポイントです。

ただし、あくまでも10倍、100倍・・・として整数に直す方法は、割り算の場合のみ使える方法です。足し算や引き算、掛け算では使えない方法なので、注意してください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

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