意外に間違える人が多いかも…？「2.1×0.7」→5秒でチャレンジ

今回の問題は小数どうしの掛け算です。整数の掛け算よりも難しく感じるかもしれませんが、掛けている数にある特徴があれば、とても簡単に計算できるようになります。簡単に計算できる工夫をしていきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
2.1×0.7

筆算をしたいところですが、今回は筆算を使わずに解いていきます。

この問題の答えは「1.47」です。

筆算を使わずに、解いていく方法を振り返ってみましょう。

掛ける数に注目することが大事なポイントです。

今回の問題では、掛ける数が0.7という小数であることをうまく利用します。0.7という数は7の1/10を表しているので、「0.7=7×1/10」と変形することができます。

つまり、

2.1×0.7
=2.1×7×1/10
=14.7×1/10

となります。ここから先の計算は「小数×分数」なので難しそうに見えますが、登場している分数が1/10であることを利用して簡単に答えを求めていきます。

1/10を掛ける=掛けられる数の小数点を左へ一つ移動させること

例：2×1/10=0.2

このポイントを知っていれば、続きの計算がとても簡単になりますね。

2.1×0.7
=2.1×7×1/10
=14.7×1/10
=1.47

また、1/100を掛ける場合は小数点を左に二つ移動させることで計算できます。

簡単な掛け算だけで答えを求めることができましたね。

小数の掛け算では、10や1/10を作り小数点を移動させることで簡単に答えを出せることをしっかりと覚えておきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

類似問題に挑戦！

これどうやって計算するか覚えてる？「4.8×0.5−2」→正しく計算できる？