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3月30日から海王星のお引越し!

  • 2025.4.1

咲けば散る 咲かねば恋し 山桜

思ひ絶えせぬ 花の上かな

拾遺和歌集に記されている春の歌です。詠み人は中務(なかつかさ)、平安時代の女流歌人。 遠い昔から日本人にとって桜は特別な存在だったのでしょうか、様々な想いを重ねあわせながら桜を眺めていると、なにやらセンチメンタルになってしまいます。

こんにちは、エミールです。

牡羊座の季節になりましたね、お元気でしょうか?

4月後半には太陽が牡牛座へと進み、桜が散ったあとには牡丹や空を舞うツバメの出番です。 でもこんなに素敵な季節にもかかわらず「春バテ」もあるのが、なかなか悩ましいところ…。 高気圧と低気圧が代わる代わるやってくるこの季節は、自律神経が不安定になる「寒暖差疲労」に加え、生活シーンも変化するので心身が不安定になるようです。

そんなときには、「春はあけぼの」。

清少納言も春は夜明けが綺麗なので少し早起きしてお散歩でもしてみたら?

と枕草子で語りかけていたのかもしれません。 古典に学ぶ健康法のひとつだと思って、体内時計の調整に実践してみてはいかがでしょう。

さてお散歩といえば、この間、春を探しにお出かけしました。 冬景色がいつの間にか早春の柔らかい風景へと変わっている様を見ていると、人の運も巡りくる四季のように変化をするんだなぁとしみじみ思ってしまいます。

三分咲きの桜が満開になり、春の嵐がやってきて…そして初夏の太陽と梅雨のシーズン…。 全ては天体の運行によるものではありますが、私たちはその中にドラマを織り交ぜながら日々を暮らしているのですよね。 おぉ! なんだか今日のお便りは感傷的でちっとも先に進みません (>_<)

これもやはり、別名「夢見草」なんていわれている桜のせい? 春の魔法はあなどれませんネ。

では、ここで現実にかえって今日の本題。 過日、女友と話していたら

「暗い表情の人や言葉数が少な目であまり話したがらないようなタイプにはどう対応したらいいの? やっぱり、明るく元気に声をかけたほうが正解だよね?」

というテーマになりました。

エミール 「うーーん。まぁそうかなぁ~。場が明るくなるしね」

女友 「じゃ、それでいくわ」

と、ここでハタと頭を初期化して

エミール 「あっやっぱりダメダメ。一瞬は明るくなる感じはするけれど、そのあとが続かないよ」

女友 「???」

エミール 「きっとね、超明るい態度をとってしまうと、そんな明るさにこたえられない自分がイヤになっちゃうと思う。そして、もっと落ち込んでしまうような気がするんだけど」

女友 「そっかぁ~。微妙だよね。明るいって一見すごくいい感じがするけど、TPOなんだね」

エミール 「だよね。でもね、それって別に相手が暗いからとか、落ち込んでいるからという時だけじゃなくて、常に言えることなんじゃない? 場を明るくしようとしてバンバン自分だけの明るさをぶつけていくと、相手の本心から遠ざかっていくようなことになるかもしれないよ」

女友 「そういえば、この間、暗闇黙代みたいなキャラの子と話していたんだけれど、私が明るくすればするほど、話がかみ合わなくなっていくんだよね」

エミール 「きっと、明るさパワーに押されてどんどん気持ちが後ずさりしていったんだよ」

女友 「そんな時にはどうすればいいのかな」

エミール 「もうそれはその時の雰囲気で、同じような感じで静かにいったほうがいいと思う。暗い感じになっている時って多分、自信を無くしているとか、身の回りに悲しいことがあるとか、負の環境にいるんだよ。だから明るさの押しつけはストレスになるばかり。なので静かに相槌をうつとか、聞き役だけ引き受けるとか」

女友 「相手の口調にあわせるのもいい感じだね」

エミール 「そうだね!自分のことをわかってもらえていると感じて共鳴効果が働きそうだね」

女友 「いつも、明るさのワンパターンだったけれど、これからは相手の気持ちを察してみるね」

と、まぁこんな感じの話でしたが、みなさんも時々戸惑うことがありませんか。 相手に寄り添ってみると意外と深い人間関係が作れるかもしれませんよ。 4月は新しい人間関係がスタートするデリケートなシーズンです。 コミュニケーションスキルアップのためにも是非トークの研究をしてみてください。

ところで、3月の末(3/30)から天体では海王星のお引越しが始まり、火星の移動も含めて景色が変わりつつあります。

2012年から魚座内を移動していた海王星が遂に牡羊座にチェックイン。 すこしずつ世の中の雰囲気を変えてゆきます。

3/30時を同じくして逆行で魚座に戻った水星。

そして3/29には牡羊座で日食が起こっていたので、今月はその影響が少なからず現象として現れるはずです。

4/13順行に戻る金星。 4/18には2024年9月から蟹座入り、年末には一時的に獅子座へと移動しつつ、再び蟹座へと戻った火星が遂に獅子座の高速道路を走ります。

ごちゃごちゃとした煩雑な係争にふりまわされていた人たちは、ここでようやく一段落感を得られることでしょう。

若葉と新緑と風!大自然の中で五感を磨いてくださいね。

エミール

3月の半ば、ソメイヨシノより一足早くコブシが見ごろを迎えていました。

お話/神野さち(エミール・シェラザード)先生

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