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「お宅の室外機、うるさいんですけど」エアコンを買い替えても続く苦情。だが、点検に来た電気屋さんが指さした場所

  • 2026.11.6

勝手口に来た南側の家の人

私の家の南側には、物音に敏感な年配の女性が住んでいます。

ある夏の昼、台所でエアコンをつけていると、勝手口の戸をたたく音がしました。

開けてみると、南側の家の人が少し困ったような顔で立っていました。

「お宅の室外機、うるさいんですけど」

「えっ、うちのですか?」

「そうです。家の中まで低い音が響いてくるんですよ」

勝手口の横には、わが家の室外機があります。

女性はそこから音が出ていると思っているようでした。

「すみません。そんなに音がしていましたか」

私が謝ると、女性は「気をつけてくださいね」と言って帰っていきました。

エアコンは買って間もないもので、私には特に大きな音には感じられませんでした。

それでも、ご近所との関係を悪くしたくなかったので、本当に暑い日だけ使うようにしました。

ところが、しばらくすると女性がまた勝手口にやって来たのです。

「この前も言いましたけど、まだ音がするんです」

「すみません。なるべく使わないようにしているんですが…」

「でも、聞こえてくるんですよ。何とかならないですか?」

そう言われても、暑い日にエアコンを使わないわけにはいきません。

何度も苦情を言われるうちに、エアコンをつけること自体が気になってしまいました。

今思えば、まず点検を頼むべきだったのでしょう。

けれど当時の私は、室外機を新しくすれば苦情も収まるのではないかと考え、思い切ってエアコンを買い替えてしまったのです。

これでもう大丈夫だろうと思っていました。

しかし、新しいエアコンを取り付けた翌週、また勝手口をたたかれました。

「お宅の室外機、まだうるさいんですけど」

「えっ、買い替えたばかりなんです」

「そうなんですか?でも、前と同じような音が聞こえますよ」

「そう言われても…」

「一度、ちゃんと調べてもらえませんか?」

女性はそう言って帰っていきました。

せっかく買い替えたのに、また同じ苦情を言われるとは思いませんでした。

電気屋さんが指さした室外機

私は、新しいエアコンを取り付けてくれた電気屋さんに点検をお願いしました。

別の日の昼、電気屋さんが家と家の間の庭先で室外機の音を確認していると、南側の家の人も庭先に出てきました。

「あ、その音です。家の中でも聞こえるんですよ」

女性がそう言うと、電気屋さんはしばらく耳を澄ませました。

南側の家の壁際にも古い室外機があり、そのときは両方の室外機が動いていました。

電気屋さんは音のする方向を確かめると、南側の家の室外機を指さしました。

「このガタガタという音のことですか?」

「そうです。その音です」

「それなら、こちらの室外機から聞こえていますね」

「えっ、うちのですか?」

「はい。こちらのお宅の新しい室外機も運転音はしていますが、ガタガタという音はそちらからです」

女性が振り返ると、自分の家の古い室外機がガタガタと振動していました。

「古い室外機のようですし、一度点検してもらった方がいいと思いますよ」

そう言われた女性は、しばらく自分の家の室外機を見つめていました。

「……そうだったんですね」

女性は気まずそうに小さくうなずき、それ以上何も言わずに家の中へ戻っていきました。

私も驚きました。ずっとわが家の室外機が原因だと思っていた音が、実は隣の家から出ていたのです。

それ以来、女性が勝手口に苦情を言いに来ることはなくなりました。

しばらくすると、南側の家の古い室外機も新しいものに替わっていました。

今では私も、暑い日に気兼ねなくエアコンを使えています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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