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トップで“遊ぶ”とうまくいく!女子プロが実践するつかまる球の打ち方

  • 2026.11.5

不調になると球がつかまらなくなる、というゴルファーは多い。インから振り下ろしてつかまえて打つことも、スイングの基本のひとつだ。

辻村明志コーチが女子プロに指導する、ステップ素振りとワイドスタンス打ちを紹介する。ポイントはトップでの手元の遊びです!

※本記事は、ワッグル2020年4月号に掲載された記事です。

シーズン前にやっておきたい練習②手元に“遊び”をもたせてインから振り下ろす

トップで“遊ぶ”とうまくいく!女子プロが実践するつかまる球の打ち方
体の最短距離を通して球をつかまえて打とう!

切り返しで手元を真っすぐ低い位置へと落とす

不調時は往々にして球がつかまらなくなります。クラブをインから振り下ろしてつかまえて打つことも基本ですから、この時季の練習ではフックするくらいつかまえて打つ練習もします。

インへ振り下ろす切り返しで、僕がもっとも大事だと思うのはトップでの遊びです。手首を柔らかく使って手元を揺らせるくらいの遊びがないと、切り返しで手元を体の近くに落とせない。それに加え、僕の教え子は女子選手で男性のようなパワーがない。トンカチで釘を打つのと同様にリストを柔軟に使い、クラブの重みやしなりを利用しないと飛距離を伸ばせません。

トップでの手元の遊びを使ってインへと振り下ろすスイングは、ステップ素振りとワイドスタンス打ちが効果的。どちらもトップから手元を真っすぐ低く下ろす動きが身につきます。

手元をグルグルと回せるくらいの遊びをもたせたトップを作ると、切り返しで手元をスッと低い位置へ落とせる。

【ステップ素振り】左への踏み込みで手元を真下に落とす

ステップを踏む左足は靴1足ぶんで充分。ツマ先の前と左へ踏み出す位置にボールを置く(左上)
始動と同時に左足を靴1足ぶん右に上げる。手首は固めず、柔らかく使える遊びをもたせてトップへ(右上)
左側のボールに向かって踏み込むのと同時に切り返す。踏み込む勢いを利用して手元を低く下げていく(下)

下半身リードを覚えるのではなく、辻村流ステップは手元が浮いて体から離れないようにするのが目的。切り返しで左へ踏み込む勢いを利用して手元を真下へ落としたら、体の近くを通して振る。ボールを打とうとすると難しいので素振りでOK。素振りを連続で行うと手元を柔らかく使って切り返しやすくなる。

【ワイドスタンス打ち】ダウンで頭を5cm沈めて手元を低く動かす

肩幅より広いスタンスで重心を落とす。小祝はグリップをギリギリまで短く握る(左上)
伸び上がらないように気をつけて、できるだけ高いトップを作る(右上)
手元を低く落とすと、手元が体に近い最短距離を通ってインから振り下ろせる(左下)
沈み込むイメージでインパクト。頭は少し下がるが手元はまったく浮いていない(右下)

ワイドスタンスは重心を下げるのが目的。ヒザを軽く曲げて構えが低くなるぶん、クラブを短く持つ。前傾をキープしながら手元を高く上げてハイトップを作る。切り返しは、高いトップから低い位置へと下がる勢いを利用して手元を低く動かす。トップから5cmくらい沈み込むイメージをもちながら振り下ろそう。

「右ヒジ90度」がもっともパワーが出る!

トップで“遊ぶ”とうまくいく!女子プロが実践するつかまる球の打ち方
腕相撲と同じ!

手元は体から離れて遠回りをした時点でアウト!正しい軌道からズレてしまいます。また、手元を近くへ通すときの右ヒジ90度は、もっとも力を出せる角度。腕相撲と同じで、右ヒジが伸びて体から離れたら力は出せません。

ダウンスイングで右ヒジ90度をキープすると、手元が体の近くを通り、クラブもインから下りる(〇)。右ヒジが伸びると手元が遠ざかるだけでなくパワーも出ない(×)。

いかがでしたか? トップで手元に遊びをもたせ、切り返しで手元を低く落とせば、インから振り下ろしてボールをつかまえられます。右ヒジ90度もぜひ意識してみてくださいね。

レッスン=辻村明志
●つじむら・はるゆき/1975年生まれ、福岡県出身。多くの女子ツアープロを指導する敏腕コーチ。

山村彩恵
●やまむら・さえ/1992年生まれ、福岡県出身。155cm。

小祝さくら
●こいわい・さくら/1998年生まれ、北海道出身。158cm。

写真=高橋淳司
協力=丸山ゴルフセンター

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