1. トップ
  2. 「季節を感じる小さな喜び」はすぐ近くにある。マダムが暮らしの知恵を伝授【書評】

「季節を感じる小さな喜び」はすぐ近くにある。マダムが暮らしの知恵を伝授【書評】

  • 2026.10.19

【漫画】本編を読む

うだるような暑さの夏には辟易するが、過ぎてしまうと寂しさもある。『季節が好きなわたしとマダム』(にいざかにいこ/KADOKAWA)には、季節の楽しみを堪能しながら暮らすキコと節子さんの日々が描かれている。旬の食材を使ったレシピなど、真似したくなるアイデアが盛りだくさんだ。

ハンカチ作りにチャレンジするキコと節子さん。ラップの芯など身近にあるものや廃材をスタンプとして使い、まっさらなハンカチに模様をつけていくのだ。身の回りにあるものを大切に使えるし、自分好みの1枚が作れるという楽しみがあるのだろう。節子さんが指先を使って仕上げた花模様など、どれも素敵だ。

時期は、夏の終わり。楽しく作業するふたりの会話も弾む。その中でキコは、夏は暑かったりで忙しかったりで「夏らしいこと」があまりできなかった…と嘆く。そんなキコを節子さんは「大丈夫。暮らしの中に小さな夏はたくさんあったでしょ」と元気づけるのだった。

花火や海水浴などのイベントが多い夏。強烈な日差しを浴びる夏真っ盛りは意外と短く、つい「夏らしいこと」ができていない…と感じてしまう。けれども、夏を感じようと思えば、「小さな夏」は身の回りにたくさん転がっているのだろう。さて、ハンカチを乾かしている間に節子さんが出してくれた「小さな夏」とは…? ほてった体にスーッと馴染むような爽やかなスイーツのレシピに注目だ。

文=吉田あき

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ