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崖を案内する恐怖のカーナビ… と思いきや、まさかの胸キュン少女漫画に!? 『雪のヤドカリ4コマ劇場』の斜め上すぎる方向転換に脳がバグる【書評】

  • 2026.10.16

【漫画】本編を読む

都市伝説的な恐怖から一転して胸キュン少女漫画になったりと、独自ワールドを展開する『文学的なオチが癖になる 雪のヤドカリ4コマ劇場』。本作は、漫画家・イラストレーターとして活躍する雪のヤドカリさん(@yukinohotel)による、個性派4コマ漫画だ。

車の運転中、急ブレーキをかける男性。カーナビが「その先、直進です」と案内するが、なんとその先は崖ではないか。男性も「危なかった…」「ナビの通り進んでたら崖から落ちてたぞ」と血の気が引いた様子を見せる。

カーナビの故障か……? と思いきや、真っ赤に染まった画面から、恐ろしすぎる言葉が漏れ出てきて――。もしかしたら、この後の展開は、都市伝説や怪談がお好きな方にはある程度察しがつくかもしれない。

しかし、それだけで終わるはずがないのが本作の恐ろしさであり、面白さでもある。ゾッとする恐怖の直後、思いがけない「方向転換」が行われ、怖さゆえの「ドキドキ」ではなく、ときめきの「ドキドキ」へと強引に誘われるのだ。「何を言っているんだ?」と思った方は、ぜひ本編を読んでみてほしい。

他にも、ドライブ中の男女(恋人ではない模様)が登場するお話では、運転している男性が助手席の女性を気遣い、「優しいドライブあるある」の言葉をかける。「時間かかるから気にせず寝てていいよ」「着いたら起こすし」と。

こんな紳士的な男性には、思わず恋に落ちてしまいそうになるが、はてさて、この後の女性の行動とは……。色んな意味で「ドキドキ」したい方に、心からオススメしたい至極のエピソードだ。

文=雨野裾

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