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幽霊が好きだと…!?女教師の怨霊ともガールズトーク!明るさと恐怖のギャップにハマる新感覚ホラー

  • 2026.10.27
靴箱からゴロンと人の頭が出てきても全く驚かず、むしろテンションが上がる瑠璃。 空白(@ashirocks_989)
靴箱からゴロンと人の頭が出てきても全く驚かず、むしろテンションが上がる瑠璃。 空白(@ashirocks_989)

幽霊が大好きな女子高生が、学校に取りつく怨霊にも笑顔で接近!? 周囲から「関わったらいけないタイプ」と噂される笠谷瑠璃が活躍する漫画『幽霊大好き女子の話』。恐怖だけでは終わらない、ひと味違ったホラー作品の魅力と、主人公のキャラクターが生まれた背景について、作者の空白(@ashirocks_989)さんに話を聞いた。

見えるだけじゃない!幽霊大好き女子高生

霊が見えるだけでなく、霊のことが好きすぎる主人公・笠谷瑠璃 空白(@ashirocks_989)
霊が見えるだけでなく、霊のことが好きすぎる主人公・笠谷瑠璃 空白(@ashirocks_989)
幽霊大好き女子の話_第1話P02 空白(@ashirocks_989)
幽霊大好き女子の話_第1話P02 空白(@ashirocks_989)
あまりに無邪気に話すので、見えているのは“子猫”かなんかではないかと疑われるほど… 空白(@ashirocks_989)
あまりに無邪気に話すので、見えているのは“子猫”かなんかではないかと疑われるほど… 空白(@ashirocks_989)

笠谷瑠璃は、ごく普通の女子高生……ではなかった。「あの人でしょ、笠谷さんって」「関わったらいけないタイプの人だよ」「幻覚が見えてる変な奴みたい」「いや、虚言癖の痛い奴だろ」。周囲からそんな噂をされていることを、本人も自覚していた。それでも「まあ、“見えない人”はそう思っちゃうもんだよねー」と、どこ吹く風だ。

笠谷瑠璃が周囲の人間を“見えない人”と呼ぶのには理由がある。彼女には霊の姿がはっきりと見えているのだ。しかも、怖がるどころか幽霊が大好きで、会話までできてしまう。そのため、誰もいない場所に手を振ったり話しかけたりする姿や、いつも楽しそうにしている様子が、奇妙な噂につながっていた。

自殺した女教師の怨霊とも笑顔で対話

そんな瑠璃がこの日、親しげに話しかけていたのは、30年前に教師いじめに遭い、学校の屋上から自殺したという女教師の霊だった。長い年月をかけ、当時の生徒たちをじっくりと呪い続けてきたという怨霊。物語は本格的なホラー展開へと突入していく。

しかし、本作はただ恐怖を描くだけのホラー漫画ではない。超ポジティブな主人公の視点や言葉を通して、亡くなった霊が抱える無念や思いも描かれているのが特徴だ。恐ろしい怪異の裏側にある感情にも触れられる物語となっている。果たして、女教師の怨霊はこの先どうなってしまうのだろうか。

「ホラーが描きたい!」幽霊好きすぎ主人公が爆誕

『幽霊大好き女子の話』を手掛けたのは、漫画家の空白(@ashirocks_989)さん。これまで『夜顔 私が知らない、夫の秘密。』や『浮気の代償はご自身でどうぞ。私は執行人です。』のコミカライズを担当してきた。

本作の誕生には、「ホラー漫画が描きたい!」という思いと、「ずっと笑ってる無敵そうな女の子が描きたい!」という思いがあったという。空白さんは、この2つの要素を組み合わせたら面白いのではないかと考え、物語を構想。ホラー作品では主人公たちが霊を恐れる展開が多いなか、反対に幽霊が大好きな主人公だったらどうなるのか、という発想から生まれた。

幽霊にだけ向けられる明るさと笑顔!

主人公の笠谷瑠璃は、好きなものにまっすぐで明るく、いつ見かけても笑っているような人物だ。学校の人気者になりそうな性格でありながら、その明るさのすべてが幽霊に向けられている。このギャップを面白いと感じてもらえたらと、空白さんは考えながら描いていたという。

また、瑠璃には幽霊に関するトラブルをあっという間に解決してしまう頼もしさもある。周囲からは変わり者扱いされていても、霊を恐れず、むしろ積極的に関わっていく姿が、一般的なホラー漫画の主人公とは異なる魅力につながっている。

瑠璃にツッコミを入れる折野の存在

瑠璃に絡んでくるメガネ男子・折野も、物語に欠かせないキャラクターだ。基本的には瑠璃へのツッコミ役だが、彼女に振り回されるだけではなく、自分から首を突っ込んで関わりにいくおせっかいな一面も持っている。

空白さんは、瑠璃をある意味「無敵の存在」と捉えている。そんな彼女と行動を共にする折野も、同じくらい幽霊に興味があり、自分の意思をしっかり持っていてブレない人物なのだという。今後も口の悪いツッコミを入れながら、瑠璃についていくキャラクターとして描かれている。

屋上で瑠璃が折野に「先生が学校イチの怨霊になったときの話する?」と尋ねると、折野は「何だそれ…ちょっと気になるじゃねぇかよ…」と反応する。恐ろしい話のはずなのに、思わず続きを聞きたくなってしまうやりとりだ。

『幽霊大好き女子の話』では、各エピソードで描かれる幽霊譚が解決していく一方、物語全体を通して未解決の謎も残されている。目の前の怪異がどう決着するのかはもちろん、エピソードをまたいで描かれる謎や怪異の真相にも注目して読み進めてみよう。

■取材協力:空白(@ashirocks_989)

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