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【YUMEKI×JO1川尻蓮対談】直感派と思考派──2人の振付が生まれる瞬間とは?サバイバル経験者ならではの本音トーク

  • 2026.10.14
『YUMEKI × 川尻蓮のダンスアカデミー STREET WORLD FIGHTER : Directors' Warってなに?』
ABEMA TIMES

ILLIT「It's Me」、TWS「Oh Mymy:7s」など、世界で話題のコレオグラフを次々に生み出すダンサー・振付師・アーティストダンサーのYUMEKI と2026年10月に全米デビューを果たした人気グローバルボーイズグループ・JO1の川尻蓮。韓国Mnetによるパフォーマンスディレクターのサバイバル番組『STREET WORLD FIGHTER : Directors' War』(スディパ)を特集するABEMAの特番『YUMEKI × 川尻蓮のダンスアカデミー STREET WORLD FIGHTER : Directors' Warってなに?』で共演した2人による、豪華対談が実現した。

【映像】YUMEKI&川尻蓮の仲睦まじい様子

かつて自身も過酷なサバイバル番組を経験した2人は、『スディパ』をどう見たのか? また、2人が振付を制作する際のこだわりにも迫った。

YUMEKIの頭の中を覗いてみたい川尻蓮

『YUMEKI × 川尻蓮のダンスアカデミー STREET WORLD FIGHTER : Directors' Warってなに?』
ABEMA TIMES

──おふたりは様々な接点があると思いますが、こうして公の場に2ショットで登場するのは珍しいですよね?

川尻: 確かにそうですね。でも、実はめちゃくちゃ仲がいいんですよ! 初めて会ったのは5、6年前くらい?「Speed of Light」というJO1の楽曲の振付に、YUMEKIくんがアシスタントで携わってくださいました。

YUMEKI: そうだね。韓国で会いました。僕は今も韓国を拠点として活動しているので、なかなか交わる機会が少ないんですけど、蓮くんとはダンスの深いところで共通するものがあるなと感じていて。もっと関わる機会が増えていってほしいですね。

川尻: 増やしましょう!

──おふたりともストイックにダンスへ向き合う姿勢が共通していると感じますが、お互いにどんな印象を持っていますか?

YUMEKI: JO1の中にいる蓮くんは、本当にリーダー的存在だと感じます。責任感が強くて自分から率先して動くし、アイデアを提案することも多い。他のメンバーにとって、絶対に心強い存在だろうなって。

川尻: 嬉しいですね。僕はYUMEKIくんに初めてお会いした時から、“脳内広がり系”だな……と感じていました。想像力が豊かで、頭の中に広大な世界が広がっている気がするんです。それによってキャッチーな振付が生まれているのかな?と。頭の中を覗いてみたいです!

サバイバル番組経験者だからこそ抱く思い

『YUMEKI × 川尻蓮のダンスアカデミー STREET WORLD FIGHTER : Directors' Warってなに?』
ABEMA TIMES

──本日収録した特番では、ダンスディレクションを題材としたサバイバル番組『STREET WORLD FIGHTER : Directors' War』を鑑賞して語り合っていただきました。収録の感想を教えてください。

YUMEKI: 僕もサバイバル番組に出演した経験があるので、感情移入した部分がたくさんありました。経験者だからこその視点でたくさん話せたと思います。とても貴重な時間だったし、出演できて感謝の気持ちでいっぱいです。

川尻: ダンスという好きな題材だからこそ、たくさん言葉が出てきました。スタジオゲストの藤本(敏史)さんと村重(杏奈)さんが楽しい雰囲気を作ってくれたので、ダンスにあまり詳しくない人も楽しめる番組になったと思います。ぜひ幅広い方に見ていただきたいです!

──サバイバル番組経験者として、特に共感したのはどんな部分でしたか?

川尻: 自分は『PRODUCE 101 JAPAN』を経験して、選ばれるにはそれなりの覚悟と努力が必要だと思うようになりました。今回出演しているディレクター10人は、ここに来るまでにも様々な局面を経験されてきたと思うので、その誇りがぶつかり合っていることも、より面白く感じられるポイントだと思います。

YUMEKI: サバイバルでは自分が勝たなくてはいけないし、みんなライバルだけど、一緒に戦っていく仲間でもあって。最初はピリピリしていても、だんだん仲良くなって人間らしさが見えてきて、最後はひとつになるんですよね。自分が出演した『BOYS II PLANET』のことも思い出しましたし、楽しい時間でした。

『YUMEKI × 川尻蓮のダンスアカデミー STREET WORLD FIGHTER : Directors' Warってなに?』
ABEMA TIMES

──では、もしおふたりが『STREET WORLD FIGHTER : Directors' War』にディレクターの1人として出演するとしたら、ご自身のどんなスキルや強みを生かして挑むと思いますか?

川尻: うわあ、想像しただけで怖い!(笑)

YUMEKI: (笑)。もし出ていたら……。うーん、ダンスの良さって、自由で正解がないところだと思うんです。この番組は、自分にしかない感性を発揮できるチャンスでもあるじゃないですか。そんな機会はなかなかないので、いろいろ悩むとは思うけど、最終的には自分を信じて、好きな表現で勝負すると思いますね。

川尻: 僕は、天才型ではなく秀才型だと自認しています。突飛なアイデアや予想を裏切るようなものを出すのはどちらかというと苦手だけど、分析することは得意。ダンスには正解がないけれど、人ぞれぞれの適性はあると思っていて。僕はそれをしっかり把握できる自信があります。JO1でもダンスの面でメンバーを引っ張っているので、もし『STREET WORLD FIGHTER : Directors' War』に出演したら、たくさんのダンサーさんの統率をしっかり取れる自信があります! そのスキルを生かして戦いたいですね。

振付をじっと止まって考える川尻、降りてくるYUMEKI

『YUMEKI × 川尻蓮のダンスアカデミー STREET WORLD FIGHTER : Directors' Warってなに?』
ABEMA TIMES

──お二人はどんな環境で振付を考えますか?『STREET WORLD FIGHTER : Directors' War』のディレクターたちは、それぞれカラフルで個性あふれるボックスの中で制作作業をしていますが……。

YUMEKI: 蓮くんは籠るタイプですか?

川尻: 僕は、振付を作るときは動かないんです。一旦椅子に座ってじっとして、頭の中で「どんな瞬間が欲しいかな?」と考えていく。考えがまとまったら実際に動いてみて、形にしていくことが多いですね。

YUMEKI: へえー! 僕は逆かもしれない。人によって全然違うと思うんですけど、僕は降りてくるんです。たとえば食事をしているとき、急に「ここはこういう振付だ」と、パッと降りてきたりするんですよね。なので、スタジオに篭るのは苦手です。

川尻: そうなんだ! じゃあ「やばい、全然降りてこない、締め切りに間に合わない……」ということはない?

YUMEKI: 全然あります(笑)。10分で制作が終わるときもあれば、10時間掛けても完成しない日もある。一度降りてきたら、スラスラと完成するんですけどね。

『YUMEKI × 川尻蓮のダンスアカデミー STREET WORLD FIGHTER : Directors' Warってなに?』
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──面白いですね。では、おふたりが作品をディレクションするうえで大切にしていることは?

川尻: 僕は、その瞬間に頭に何を思い浮かべているかを相手に伝えるようにしています。例えばスローになるところだったら、宙を舞ってスローになるのか、水の中に落ちてスローになるのかで表現の仕方がだいぶ変わるじゃないですか。みんなが水の中のスローを想像していたら、本当に水の中を動いているように見えるんです。ダンスに慣れてくると技術的なことに意識が行きがちですが、そこではないところが何か1つ強かったら、いい振付に見えると思っています。

YUMEKI: なるほど、深い! 僕はグループの個性を生かしつつ、自分の色もちゃんと出せたらと思っていて。アーティストと会社の色を30%、一般の人を30%、自分の意見を30%の割合で調合するようなイメージでディレクションしています。自分が関わる現場のみんなが幸せになってほしいので、全員の中間地点を見つける努力をする。正解がないので、今も常に探し続けていますね。

川尻: へえー、めちゃくちゃ面白い!

自分の世界を広げていきたい

『YUMEKI × 川尻蓮のダンスアカデミー STREET WORLD FIGHTER : Directors' Warってなに?』
ABEMA TIMES

──では、大人数をディレクションする際に、自分の考えがなかなかうまく伝わらないときはどうしますか?

川尻: 僕の場合はJO1のメンバーですけど、性格がだいたいわかっているし、「こういう言い方のほうが伝わるだろうな」「この子は正解を教えちゃったほうがいいな」と、人それぞれの目安が自分の中にあるんですよね。長く付き合ってきたからこそ、考える部分はあります。

YUMEKI: 僕の場合はダンサーを指導する立場になるので、まとめるために、ストレートな言葉で伝えています。そのほうがうまくいくんですよね。時間が限られている中で集中して作り上げたいパートもあるので、それ以外に掛ける時間を短縮したくて。たまにストレートすぎる言葉遣いになってしまうこともあって、まだ言葉選びは勉強中です。蓮くんと同じように僕も想像させることが好きなので、「ここは海水の中にいるイメージで」というように、具体的なイメージを伝えています。

──とても興味深いお話です。JO1はこの秋全米デビューを果たし、YUMEKIさんは斬新なコレオグラフで世を席巻していますよね。最後に、「今後、世界にこんな面白いパフォーマンスを仕掛けていきたい」という意気込みをお願いします。

川尻: 僕は「創造とは、思慮深い模倣に過ぎない」という言葉が好きなんです。0から1を生み出すのはすごく大変な作業で、一見0から1で生まれたように見えるものも、実は何かと何かの掛け合わせだったりする。すべてのことは繋がっていると思うので、ダンス以外にもアンテナを向けて、いろんな経験を積み、それをまたダンスに活かしたい。そんな積み重ねで、新しいJO1のスタイルや自分の魅せ方を世界中に届けていきたいです。

YUMEKI: 僕は、やるからにはメッセージ性をちゃんと残したいです。次世代の人たちが見たときに、「こんな世界があるんだ」と思ってもらえるようにしたい。さらに僕が個人的に意識していることは、「ダンサーや振付師なのに、こんな活動ができるの?」と思ってもらえるくらい、枠を壊して自分の世界を広げること。まず見てもらうことはすごく大事だと思うので、これから年齢を重ねても進んで発信していきたいし、言葉だけではなく行動で示したい。そうしていけば、みんなが幸せな環境、平和な世界を作れると信じています。

『YUMEKI × 川尻蓮のダンスアカデミー STREET WORLD FIGHTER : Directors' Warってなに?』
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取材・インタビュー:岸野恵加、撮影:藤田亜弓

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