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「そんなに自慢すること?」お年玉を渡していると自慢する従兄弟。母親が指摘した金額の差に言葉を失った瞬間

  • 2026.11.2
「そんなに自慢すること?」お年玉を渡していると自慢する従兄弟。母親が指摘した金額の差に言葉を失った瞬間

毎年変わらない、従兄弟からのお年玉

僕には子どもが1人、従兄弟には2人います。

毎年正月になると親戚の家に集まり、お互いの子どもにお年玉を渡すのが恒例でした。

僕は従兄弟の子どもたちに、1人2000円ずつ、合わせて4000円を渡しています。

一方、従兄弟がうちの子にくれるのは1000円です。

うちの子のほうが年下なので、最初は特に気にしていませんでした。

ただ、何年たっても金額は変わりません。

ある年の正月、親戚の家の玄関で靴を脱いでいると、従兄弟が近づいてきました。

「はい、今年もお年玉」

「ありがとう」

「いやあ、子どもが2人いると、正月は何かとお金がかかるな」

「まあ、そうだよね」

そんなやり取りをして、僕はぽち袋を受け取りました。中身は例年どおり1000円でした。

確かに、子どもが2人いれば出費も多いでしょう。

ただ、お年玉のやり取りだけでいえば、僕は4000円を渡して、受け取るのは1000円です。

もちろん、お年玉は気持ちのものですし、年齢によって金額が違うのも分かります。それでも、毎年同じ金額が続くと、少し複雑な気持ちになりました。

とはいえ、こちらから金額について何か言うのも気が引けて、そのままにしていました。

得意げに話す従兄弟に、母親が一言

また別の年の正月、親戚が集まった居間でのことです。

子どもたちは奥の部屋で遊んでいて、従兄弟は湯のみを片手に親戚付き合いの話をしていました。

「最近は正月でも集まらない親戚が多いらしいな」

そう言った従兄弟が、少し得意げに続けました。

「うちは毎年、ちゃんとお年玉をあげてるから」

そして僕のほうを見て言いました。

「こういう付き合いは大事だよな」

僕は「そうだね」と曖昧に返しました。

すると、向かいに座っていた従兄弟の母親が口を開きました。

「ちょっと、そんなに自慢すること?」

「え?なんで?」

「向こうは毎年、うちの孫2人に2000円ずつくれてるのよ。あなたは1000円でしょう」

従兄弟は少し戸惑った様子で答えました。

「いや、でも、子どもの年齢が違うだろ」

「それは分かるけど、向こうは2人分くれてるんだから。ちゃんと渡してるって自慢するなら、あなたも金額を合わせなさいよ」

従兄弟は何か言いかけましたが、結局、何も言い返しませんでした。

僕も突然のことに驚き、黙っていました。

金額の差は気になっていましたが、従兄弟の母親がそこまで把握していたとは思っていなかったのです。

従兄弟は気まずそうに湯のみに目を落とし、それ以上お年玉の話をすることはありませんでした。

そして翌年の正月。

従兄弟は玄関先で、いつものようにぽち袋を渡してくれました。

「はい、今年も」

「ありがとう」

以前のように、お年玉について余計なことを言うこともありません。

すると、後ろにいた従兄弟の母親が言いました。

「今年は、ちゃんとしてるわね」

従兄弟は気まずそうに目をそらし、そのまま居間へ戻っていきました。

後でぽち袋を開けてみると、中には2000円が入っていました。

僕はお年玉を渡すのは高校を卒業するまでと決めています。まだ続く親戚付き合いですし、お金のことで気まずくなるのは避けたいと思っていました。

金額を合わせてほしいと頼んだわけではありませんが、あの日の母親の言葉をきっかけに、従兄弟も考えてくれたのかもしれません。

ずっと気になっていたことが、思いがけない形で解消され、少し気持ちが軽くなった正月でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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