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「防犯カメラを確認してください」置き配が消えて管理会社への手紙を書いた私。だが、出す直前に知った事実

  • 2026.10.8
「防犯カメラを確認してください」置き配が消えて管理会社への手紙を書いた私。だが、出す直前に知った事実

写真には、たしかにこのドアの前

以前住んでいたマンションでの話です。

その日は日用品の段ボールを玄関前に置いてもらう予定でしたが、仕事が長引き、帰宅したのは夜10時を過ぎていました。

階段を上がると、廊下の電灯が切れかけていて、足元もよく見えません。

早く荷物を受け取って部屋に入りたいと思いながら玄関まで急ぎました。

ところが、ドアの前にあるはずの段ボールがありません。

「え…玄関に置いてもらった段ボールが、消えてる」

慌てて配達完了のメールを開きました。添付された写真には、間違いなく私の部屋のドアと、その前に置かれた段ボールが写っています。

ドアノブの横にある傷も同じでした。

「ここに置いてあったのに…」

その瞬間、私は誰かに持っていかれたのだと思い込んでしまいました。

部屋に入ると、着替えるより先に便せんを出し、管理会社への文面を書き始めました。

「置き配の荷物がなくなっています。防犯カメラを確認していただけないでしょうか」

ところが、1枚目は腹が立っていたせいか感情的な文章になり、書き直し。

2枚目は中身や値段まで細かく書きすぎて、また最初からやり直しました。

3枚目でようやく、状況だけを簡潔にまとめた文面が完成しました。

「明日、ちゃんと確認してもらおう」

封筒に宛名を書き終えたころには、日付が変わっていました。

布団に入ってからも、廊下から足音が聞こえるたびに気になって、なかなか眠れませんでした。

翌朝、隣の人に聞いてみると

翌朝、管理会社へ出すつもりの封筒を持って部屋を出ました。

鍵をかけていると、隣の部屋のドアが開き、60代くらいの女性が顔を出しました。

「おはようございます」

挨拶を返したあと、私は思い切って尋ねました。

「あの、昨日ここに置いてあった段ボール、見かけませんでしたか?」

女性は一瞬考えたあと、「ああ」と声を上げました。

「あれなら、通る人の邪魔になりそうだったから、端に移しておきましたよ」

女性が指さしたのは、階段を上がってすぐの壁際でした。

見ると、私の段ボールがそこに置かれています。

昨夜、私は階段を上がったあと、そのすぐ横を通っていました。廊下が暗かったこともあり、自分の荷物に気づかないまま素通りしていたのです。

「あそこ、ちょうど明かりが切れかけてるのよね」

私は段ボールを抱え、女性に頭を下げました。

「ありがとうございます。全然気づきませんでした」

部屋に戻ると、手には管理会社宛ての封筒が残っていました。

あれだけ時間をかけて書いた3枚目の便せんを見て、昨夜すっかり「盗まれた」と決めつけていた自分が、少し恥ずかしくなりました。

封筒は、そのまま引き出しの奥へしまいました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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