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トイレの花子さんが“死んだ女子高生”に喝!花子さんは何かを察した!?短いページ数で意表を突く展開に

  • 2026.10.6
トイレに住まう花子さん。一体どんなキャラ? 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
トイレに住まう花子さん。一体どんなキャラ? 三ノ輪ブン子(@minowabunko)

「わたしは死んだ」という衝撃的な言葉から始まる『花子さんの言うとおり』。自分の机には花瓶と菊の花が置かれ、誰からも見えず、話しかけられることもなくなった女子高生は、暇を持て余してトイレへ向かう。そこで出会ったのは、学校の怪談でおなじみの「トイレの花子さん」だった……!!

教室にいても誰も自分の存在に気付いてくれない 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
教室にいても誰も自分の存在に気付いてくれない 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
トイレの蓋の上にしゃがみこむ花子さん…ガラが悪い! 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
トイレの蓋の上にしゃがみこむ花子さん…ガラが悪い! 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
花子さんの言うとおり_P3 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
花子さんの言うとおり_P3 三ノ輪ブン子(@minowabunko)

死んだ女子高生が花子さんと遭遇!?

薄くなった体で教室を漂い、自分が死んだことを実感する女子高生。誰にも姿を見られず、話しかける相手もいないため、ついつい生前の習慣でトイレへ向かう。そこで待っていたのが、女子トイレの個室にいる花子さんだ。「ほんとにいたんだ!きゃあー」と喜ぶ女子高生に対して、花子さんはまさかの塩対応。それでも久しぶりに誰かと話せたことがうれしい女子高生を見て、花子さんは何かに気付く。「?――おまえ…」と言いよどむ花子さんが、一体何を察したのか。短いページ数の中で意表を突く展開を見せる作品だ。

口は悪いけど実は姉御肌な花子さん

本作を手がけたのは、『貧女ハウスへようこそ』(小学館)や『実録怪談 本当にあった怪奇村/新犬鳴トンネル』(竹書房)などを手がける漫画家・三ノ輪ブン子(@minowabunko)さん。三ノ輪さんが描く花子さんは、トイレにしゃがんでメンチを切るほど男勝りで口も悪いキャラクターだ。しかし、作者自身が「口が悪い女の子」が好きだったこともあり、花子さんのキャラクターは自然と生まれたという。「自分がもし子供で話し相手が欲しかったら、こんな子がいいな」と考えたことも、設定の背景にあったそうだ。そんな花子さんの意外な面倒見のよさが、本作のおもしろさにつながっている。

実はあの花子さんと同一人物!?

さらに驚きなのが、本作の花子さんが三ノ輪さんの別作品「花子、困る」に登場する花子さんと同一人物だということ。こちらでは“怪異派遣事務所”に所属しているそうで、三ノ輪さんいわく「怪異派遣事務所にスカウトしました!」とのこと。口の悪さはそのままに、今度は怪異として働く花子さん。そのキャラクターを知ってから本作を読むと、また違った楽しみ方ができそうだ。

花子さんの一言が女子高生を変える

タイトルにもなっている「花子さんの言うとおり」という言葉。その意味は、花子さんが女子高生にかけた言葉によって明らかになっていく。ある1コマでは、花子さんのセリフを聞いた女子高生の目の前が“ぱぁん”と開け、そこから全力で走り出す姿が描かれる。めんどくさそうに突き放すような態度を取りながらも、実は姉御肌で面倒見のいい花子さん。そのギャップに、読者からも「姐御とお呼びさせてください!」「は、花子の姉貴ィ……!」「花子さん…カッコイイ」といった声が寄せられている。

都市伝説を新たな切り口で描く

現在、三ノ輪さんは「本当にあった笑える話」(ぶんか社)で、原案・飯倉義之さんによる都市伝説系漫画「ただのうわさです」を掲載中。12月末からは電子雑誌「comicタント」(ぶんか社)へ移籍連載もスタートする予定だという。「そちらの漫画でも、有名な都市伝説がいくつも出てきます。都市伝説ファンも特に詳しくない人も、両者に新鮮な気持ちで読んでもらえる話を描いています」と三ノ輪さん。怪談や都市伝説を知っている人も、あまり詳しくない人も楽しめる作品を手がける三ノ輪さんの今後の作品にも注目したい。

取材協力:三ノ輪ブン子(@minowabunko)

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