1. トップ
  2. 「誰かいる…?」深夜の自室で背中にまとわりつく不気味な気配→古いラジカセが拾った不可解な音声の正体とは

「誰かいる…?」深夜の自室で背中にまとわりつく不気味な気配→古いラジカセが拾った不可解な音声の正体とは

  • 2026.10.6
気配を感じて振り返ってそこには何もいない…いや、見えていないだけ? 鳩ヶ森(@hatogamori)
気配を感じて振り返ってそこには何もいない…いや、見えていないだけ? 鳩ヶ森(@hatogamori)

夜に自室で一人のとき、背後に何かの気配を感じた経験はないだろうか。そんな身近な恐怖を描いた漫画『周波数』が反響を呼んでいる。著者は「第2回朝日ホラーコミック大賞」漫画部門で大賞を受賞し、現在はpixivで『仮門』を連載するホラー漫画家の鳩ヶ森さん(@hatogamori)。「日常に潜む狂気」をコンセプトに数々の作品を手がける著者に、本作の裏側を聞いた。

子供の頃の薄ら寒さとラジカセ

最近では見かけなくなったラジカセがモチーフ。ラジカセの周波数を合わせると聞こえてくるのは…? 鳩ヶ森(@hatogamori)
最近では見かけなくなったラジカセがモチーフ。ラジカセの周波数を合わせると聞こえてくるのは…? 鳩ヶ森(@hatogamori)
周波数_P02 鳩ヶ森(@hatogamori)
周波数_P02 鳩ヶ森(@hatogamori)
周波数_P03 鳩ヶ森(@hatogamori)
周波数_P03 鳩ヶ森(@hatogamori)
周波数_P04 鳩ヶ森(@hatogamori)
周波数_P04 鳩ヶ森(@hatogamori)

本作のテーマは「子供が夜の暗い自室で背中に感じる薄ら寒さ」である。著者は「自分の後ろに感じる何者かの気配は、特に子供の頃は怖かったと思う。あの感覚を思い出してゾッとしようぜという気持ちを込めた」と語る。

モチーフにしたラジカセには、中学生のときに親から譲り受けたという思い入れがある。「夜の一人の時間イコールラジカセという思い出がある。BGMにして試験勉強をがんばりなさいということだったのだろうが、全く勉強せず点数も散々だった。しかし今回のネタにできたので結果オーライとする」と振り返る。

タイトルについては、レトロなラジカセのつまみを回して周波数を合わせる作業がおもしろく、夜通しいじって遊んでいた経験が由来だ。「たまにノイズに混じって呪文のような意味不明な言葉が聞こえることがあった。今なら外国の放送の混線だとわかるが、当時は怪現象そのものだった」と明かし、断りもなく日常にいきなり恐怖が片足を突っ込んでくるような漫画を目指したという。

恐怖を引き立てる異形の歯

こだわったのはお化けの顔だ。普段は人間の怖さばかり描いてしまうため、ビジュアル的にわかりやすい幽霊などを描く練習も兼ねて異形の者の顔をがんばって描いたそうだ。「化け物を恐ろしく描くには目が重要だとずっと思っていたが、意外と歯がポイントなのだと気づいた」と語る。

作中では、火災によって一家3人が遺体で見つかったというニュースがラジオから流れ、のちに次女の遺体も見つかったと続報が入る。読者からは「幽霊が出やすい場所は周波数19Hz以下が多いらしい」というコメントも寄せられた。不安定な古いラジオが拾ったのは、果たして人間が聞き取れる音域だけだったのだろうか。静かなストーリーのあとに残る、やけに怖い余韻を楽しんでほしい。

取材協力:鳩ヶ森(@hatogamori)

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。製品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格が異なる場合があります。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ