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「うるさいって言ったの、お前らだろ!」上の階の騒音。相談した翌夜、突然ドアを叩かれた私たち

  • 2026.9.28

夜11時を過ぎると、天井から音が響いた

その部屋に住んで四年目の秋、上の階に新しい住人が入りました。

階段で段ボールを抱えた人とすれ違い、会釈をすると、向こうも小さく頭を下げました。

変わったのは、その週の終わりからです。

夜11時を過ぎたころ、天井からドンドンと重い足音が響きました。続けて、何か大きな物を床に落としたような音もします。

妻が布団の上で体を起こしました。

「今の、上だよね?」

「うん。でも、まだ片付けてるのかもしれない」

引っ越してきたばかりなら仕方がない。最初はそう思っていました。

ところが翌日も、その次の日も、11時を過ぎると同じような音が聞こえてきます。

ドンという音のあと、歩き回るような足音がしばらく続きました。

一週間ほどたつころには、11時が近づくだけで音を気にするようになっていました。眠りも浅くなり、翌朝の仕事にも影響が出始めました。

「一度、管理会社に相談してみようか」

妻は少し間を置いてから言いました。

「うん。でも、直接は行かないでね」

「分かってる。管理会社から伝えてもらおう」

翌日の昼、管理会社へ連絡しました。

事情を話すと、担当の方はこう答えました。

「お名前は出しません。夜間の生活音について、全体への案内という形でお伝えします」

管理会社に相談した、その夜

その夜、上から大きな音は聞こえてきませんでした。

「今日は静かだね」

妻とそう話して、ようやく眠れそうだと思った矢先です。

11時を回ったころ、突然インターホンが鳴りました。

一度ではありません。二度、三度と続き、今度は玄関のドアが強く叩かれました。

「うるさいって言ったの、お前らだろ!」

ドアの向こうから、聞き覚えのない声が響きました。

「こっちは静かにしてるんだ。言いがかりつけるなよ!」

妻が黙って私の腕をつかみました。

何か返したほうがいいのかとも思いましたが、ドアを開けるのが怖く、二人ともその場から動けませんでした。

やがて声とドアを叩く音は止まりました。階段を上がっていく足音が聞こえ、そのあと真上の床が一度だけ鳴りました。

それきり、辺りは静かになりました。

どうして私たちの部屋だと分かったのか

翌朝、私は管理会社へもう一度電話をしました。昨夜、突然玄関を叩かれたことを伝えると、担当の方はこう答えました。

「文書は全戸に入れました。どの部屋からのご連絡かは、書いていません」

「そうですよね……分かりました」

私たちは直接苦情を言いに行ったわけではなく、管理会社に相談しただけです。

それでも、こちらの部屋を特定されたように感じたことが怖くて仕方ありませんでした。

それ以来、上の階の住人とは顔を合わせていません。廊下や階段で鉢合わせしないよう、帰宅時間を少しずらすことも増えました。

二年たった今も、夜11時ごろになると上から足音が聞こえることがあります。そのたびに、あの夜のドアを叩く音を思い出します。

妻とは、次の更新までに別の部屋を探そうと話しています。

今でも分からないのは、ひとつだけです。

管理会社は部屋番号を伝えていないのに、あの夜、どうして私たちの部屋まで来たのでしょうか。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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