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【離婚の原因は釣り】釣り具に10万円、のめり込んで家族より趣味を優先する夫に妻が突きつけた離婚届

  • 2026.9.22
家族旅行の最中にも抜け出して釣りに行っていた!? 画像提供:辰ノたむ(@tatsuno_tamu)
家族旅行の最中にも抜け出して釣りに行っていた!? 画像提供:辰ノたむ(@tatsuno_tamu)

ある日、カードから10万円が引き落とされていることに気づいた妻。身に覚えがなく「カード詐欺にあった!」と騒いでいたところ、実は夫が秘密で購入した釣り具の代金だった。家族よりも釣りを優先し、妻に相談なく大金を使う夫。娘の大切な予定まで忘れてしまった夫に、妻が出した結論とは――?辰ノたむ(@tatsuno_tamu)さんの『“家族より趣味”の夫と決別した先に見えた家族の形』を紹介するとともに話を聞いた。

家族みんなの「釣り」が、夫だけの趣味に

“家族より趣味“の夫と決別した先に見えた家族の形【1】_01 画像提供:辰ノたむ(@tatsuno_tamu)
“家族より趣味“の夫と決別した先に見えた家族の形【1】_01 画像提供:辰ノたむ(@tatsuno_tamu)
“家族より趣味“の夫と決別した先に見えた家族の形【1】_02 画像提供:辰ノたむ(@tatsuno_tamu)
“家族より趣味“の夫と決別した先に見えた家族の形【1】_02 画像提供:辰ノたむ(@tatsuno_tamu)
”家族より趣味”の夫と決別した先に見えた家族の形【1】_03 画像提供:辰ノたむ(@tatsuno_tamu)
”家族より趣味”の夫と決別した先に見えた家族の形【1】_03 画像提供:辰ノたむ(@tatsuno_tamu)

夫婦関係や子育て、仕事、人間関係など、日常にある共感できる体験談や、ちょっとスカッとする話を漫画にしている辰ノたむさん。私生活を絵日記で綴るブログ『うちのダンナがかわいすぎるっ!』では、本作のほか『正社員で入社した会社を半年で辞めたら感謝された件』なども公開している。

本作は、釣りにはまった夫が、次第に家族より趣味を優先するようになっていく物語だ。主人公は、しっかり者の妻・裕香と、子煩悩で物わかりのいい夫・隆志。もともとは家族みんなで楽しんでいた釣りだったが、いつしか夫1人が夢中になっていった。

これまで自分のことは二の次にして家族を優先してくれていた夫だけに、裕香も「趣味を楽しむくらいいいよね」と考えていた。しかし、週末になると夫は釣りで家を空けるようになり、娘から「明日パパお休みなのに、またお家にいないの?」と言われるまでになる。

そこで裕香は家族旅行を計画するが、夫は車にこっそり釣り具を積み込み、旅行中にも1人で隣町の釣りスポットへ。さらに、妻に相談することなく釣り具に10万円を使うなど、家族を顧みない行動が目立つようになっていった。

娘の発表会を忘れた夫、ついに夫婦で決断

そして決定打となったのが、以前から予定を空けるよう伝えていた娘のダンスの発表会を夫が忘れていたことだった。離婚も視野に入れ、夫婦で話し合うことになった2人。そこで裕香が聞いたのは、思いもよらない夫の本音だった。

子煩悩で物わかりのいい父親に見えていた隆志は、実は「夫であり、父親でいることが重荷だった」という。家族に無関心だったわけではなく、子どもが生まれてからは育児や家事にもできる限り取り組んでいた。それでも、仕事をしながらよい夫、よい父親であろうとすることに無理を重ねていたのだ。

本作は、辰ノたむさんの友人の実体験をもとに描かれている。「もちろん身バレ防止のためにフィクションは混ぜていますが、大筋はそのままです」と話す辰ノたむさん。親という立場の心情を表現する難しさがあった一方で、「夫(隆志)は決して責任感がないわけではなく、自分なりに真っ直ぐ家族に向き合っているんだということが伝わるように気を付けました」と振り返る。

話し合いの末、夫婦が出した答えは離婚だった。

離婚して見えた「それぞれに合う家族の形」

離婚を選んだ2人だが、その後は以前よりもよい関係になったという。「結局は夫婦って赤の他人なので、それぞれ最適な関係性は違うんだな、と思います」と辰ノたむさん。友人にお互い新しい恋人を作らないのか尋ねたところ、「お互い1人の方が性に合っている」と答えたという。

仕事と家庭の両方で「いい夫、いい父親」であろうと肩肘を張っていた隆志も、1人になったことでようやく肩の荷が下りたようだ。

連載中は女性読者が多かったこともあり、隆志に対して厳しい意見が寄せられた。一方で、同じ立場にいる男性からは「もし少しの歯車が狂っていたら、私も隆志のようになっていたかもしれない」というコメントもあったという。

辰ノたむさんは、そうした声を受け、「夫・父親であることに葛藤している人は少なくないのかもしれない」と感じたそうだ。釣りに依存するほどのめり込んだ隆志の姿の背景には、さまざまなしがらみやストレスを抱える男性社会の大変さも見えてくる。

■取材協力:辰ノたむ(@tatsuno_tamu)

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