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「佐野航大は超ナイスガイ、悪感情は全くない」日本人好きのNEC幹部、PSV移籍の裏事情を明かす

  • 2026.9.20

先日発表された日本代表メンバーに名を連ねた佐野航大。

同じく日本代表の佐野海舟を兄に持つ航大は、サムライブルーの将来を担う存在と期待される22歳の逸材だ。

ファジアーノ岡山でプロになると、19歳でオランダ1部NECへ移籍。テクニックとタフさ、そして、サッカーIQを兼ね備えたMFとして評価を高めた。

この夏にPSVに総額30億円ほどの移籍金で引き抜かれると、オランダ王者のなかで早くも地位を確立しつつある。

NECのテクニカルディレクターであるカルロス・アルベルスは日本人選手を重用してきた人物。フローニンゲンで堂安律、AZで菅原由勢、NECでは佐野や小川航基、塩貝健人、ファンウェルメスケルケン際の獲得にかかわった。

佐野はPSVに移籍する際、NECにとって重要だったCL予選の出場を辞退することになったが、『PSV Inside』などによれば、アルベルスTDはこう話していたそう。

「航大にはあの後できちんとメッセージを送った。

彼は3年に渡って素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれたし、振る舞いも素晴らしかった。

(移籍が噂された)冬には彼を残留させることになったが、うまくやってくれた。さらに欧州コンペティション出場にも貢献してくれた。

航大は超ナイスガイ。彼の状況は私も理解していた。(PSV移籍は)素晴らしいステップだし、NECよりはるかに稼げる。

すでに航大は二度の失望(移籍破談)を味わっていた。一度目は冬、その後にはホッフェンハイムとの取引が破談になった。

個人的に航大のことは理解できたが、タイミングは理想とは程遠かった。(CL出場がかかった)我々にとっては歴史的な試合だったので、選手たちやコーチ陣、サポーターに対して心苦しかった。

(本来は佐野がCL予選に出場する)合意があったので、私は試合後にもカメラの前に立った。

我々の立場から説明する必要があった。そうでなければ、サポーターは我々が正気を失ったと思ったかもしれないからね。試合当日にスター選手の移籍交渉をする馬鹿がどこにいるのかと。

私はこの経験から学んだ。次はそうした交渉を試合後に持ち越すことができる。

PSVにも航大にもまったく悪感情はない。最近もPSVと交渉をしたばかり。サッカー界はギブアンドテイクだと理解している」

移籍を志願した佐野の心情を理解しつつ、NECとしては説明する必要があったとのこと。

そのうえで、人間性も素晴らしい佐野に対してネガティブな感情は一切持っていないとも語っていた。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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