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子どものイヤイヤは予防できる? 元保育士が伝授!癇癪前に親ができる工夫とは

  • 2026.9.19

何をするにも「イヤ!」と言うようになったり、自分でやりたがることが急に増えたり、思い通りにならないと床に寝転んで大泣きしたり。そんな変化に戸惑い、「いよいよイヤイヤ期かも……」と身構えているママ・パパも多いのではないでしょうか。私は元保育士で、現在は3人の子どもを育てているふじこです。保育士として子どもたちと関わってきましたが、我が子のイヤイヤ期を経験して改めて感じたのは、イヤイヤが起きた瞬間の「声かけ」だけを知っていても大変だということ。「どうすればイヤイヤを回避できる?」「共感した、その先はどうする?」「何も起きていないときに何をする?」イヤイヤ期の見え方が変わるこの3つをご紹介します。

1.イヤイヤが「起きる前」に回避する

「泣き始めたら、どう声をかければいい?」と考えがちですが、まずは“どうしたらイヤイヤが起きにくくなるか”を考えてみるのもおすすめです。・毎日椅子を使って机に登り叱っているなら、椅子の位置を変えてみる・着てほしくない服を選んで揉めるなら、最初から見えない場所へ・公園から帰るたびに大泣きするなら、突然「帰るよ!」ではなくタイマーを設定したり「あと1回滑ったら帰ろう」など少し前から終わりを知らせるほかに意識したいのが、空腹や眠気です。いつもなら気にしないようなことで癇癪が起きるときも、疲れやお腹のすき具合が影響していることがあります。「そんなことをしても、やっぱりイヤイヤされる」という声もあるかもしれません。もちろん、工夫をしても毎回うまくいくわけではありません。でも、子どもの「イヤ」にはその子なりの理由や思いがあることも多いので、その背景を想像したり、次に同じことが起きにくくなるよう対策を考えたりすることは大切です。頑張って言うことを聞かせるよりも、親子がぶつかりにくい環境を先に整えておくことで、叱らなければならない場面そのものを減らせることがあります。

2.共感の後「楽しさ」で次へ導く

イヤイヤ期の対応としてよく聞くのが、まず共感しましょうという言葉。「まだ遊びたかったね」「自分でやりたかったんだね」このように子どもの気持ちを言葉にして受け止めることは大切です。ただ、共感したからといって、すぐに気持ちが切り替わるとは限りません。そんなときは、子どもの心が動く“次の楽しみ”を見つけて伝えることがあります。・お風呂を嫌がっているなら「氷が溶けるか実験してみない?」・帰りたがらないなら「あそこに犬のポスターがある!見に行ってみよう」「○○させること」だけをゴールにするのではなく、好奇心をくすぐって、子どもが自分から次の行動に向かいやすくするイメージです。そして、その結果として「できたね」という経験を少しずつ積み重ねていけるといいなと思っています。

3.イヤイヤしていない時こそ大切にする

イヤイヤが激しくなると問題が起きている瞬間ばかりに目が向きます。でも、よく見てみると、座って食べている1分、丁寧におもちゃを扱っている1分、弟や妹に優しくできた一瞬など、見逃したくない場面がきっとあるはずです。そうした場面を当たり前にせず、具体的な言葉にして伝えることで、ポジティブなやりとりを増やしていくことを大切にしています。「隣で一緒に食べられてうれしい」「ゆっくりおもちゃを置いたね。大事にしてると長く遊べるね」「弟が嬉しそうだよ。ありがとう」子どもが困らせるような行動を繰り返すとき、その背景に「もっと見てほしい」「かまってほしい」という気持ちがある場合も多いです。だからこそ日常の小さな行動を褒めたり、ハグしたり、大好きと伝えたりするその10秒が、イヤイヤを減らすことにも繋がりますよ。ここだけの話、私はその方が親も少し楽になると思っています。「私を困らせようとしている」と考えるのと「何か理由があるのかもしれない」と考えるのでは、同じ行動を見ても受けるストレスが変わるからです。ぜひ意識してみてくださいね。

「躾けなきゃ…」よりも大切なこと

イヤイヤ期はいつか終わります。……と言いたいところですが、その先にも、中間反抗期やギャングエイジと呼ばれる時期、思春期など、また別の難しさを感じる場面が出てくるかもしれません。小学校の先生からお話を伺っていても、子どもと関わるうえで大切にしたい土台は、大きくは変わらないのだなと感じます。「今ちゃんとしつけなかったら将来大変な子になってしまうのでは?」と不安になるかもしれません。でも今の目標は「親が言ったらすぐ従う子」にすることではないと私は思っています。・自分も相手も大切にすること・困ったときに人を頼れること・自分の気持ちを安心して表現できることそんな今後の人生を支える土台を少しずつ作っている時期。イヤイヤ期にどう対応しようか試行錯誤するのは、子どもを尊重しているからこそですよね。この小さな積み重ねが、親子の信頼関係を構築する上で大きく影響してきますよ。私の発信や著書『イヤイヤ期のトリセツ』(講談社)が「今日はこれを試してみよう」と思える育児の引き出しの一つになればうれしいです。とはいえ、毎日何度も「イヤ!」と言われてこちらも限界になってしまう日もあるでしょう。そんな日は、自分を追い詰めなくて大丈夫。便利なものや周囲の人の力も借りながら、少し肩の力を抜いて、子どもと過ごしていけますように。

【Profile】ふじこせんせい(@fujico143cm)

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年中の娘、年少の息子、0歳の娘を持つ元保育士のママYoutuber。子どもの頃からの保育士の夢を叶えるも挫折し、アパレル店員に転身。そこで働き方やコミュニケーション力、時間術、自己啓発などを学び、そしてまた保育士に。 YouTubeが子育てと切っても切り離せない存在だと感じ、子どもが歌ったり体を動かしたり返事をしたり、能動的な時間になるようなYouTubeを配信しようとスタート 。そこでの発信がきっかけで保育者向けの本を出版。得意分野はイヤイヤ期の 1~2歳の子どもたちへの声掛け!「イヤ」とグズっている子どもたちが、一言で目をキラキラさせてご機嫌になる…そんな経験がたくさん!虐待を防ぎ、育児ノイローゼにならないために……ママの助けになるような声掛けの情報を届けます!

Instagram:ふじこせんせい(@fujico143cm)

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